図44: 検索バーに入力したキーワードが見つかると、ページ全体が暗くなり、キーワードだけが強調表示されます。検索バーには見つかったキーワードの数も表示されます

表示中のWebページ内を検索するには、メニューバー上の[編集] - [検索] - [検索]を選択します(または[command]+[F]キー)。Safari 2では、この操作で検索ダイアログが表示されましたが、Safari 3ではツールバーの下に検索バーが表示されます(図44)。

検索フィールドに入力したキーワードがページ内で見つかると、キーワードがすべて強調表示されます。現在の位置のキーワードは黄色く、他の部分は少し暗く表示されるので、目的のキーワードが見つけやすくなっています。また、検索バー上にはキーワードに一致した数も表示されます。

検索バーの矢印ボタンをクリックすると、次のキーワードや前のキーワードへ移動できます。キー操作では、[return]キーを押せば次のキーワードに移動し、[shift]+[return]キーで前のキーワードに移動します。

終了する場合は[完了]ボタンをクリックするか、[esc]キーを押します。

サイズ変更可能なテキストボックス

Safari 3では、Webページ中にあるテキストボックスのサイズを変更できます。例えばGmailのようなメールサービスやアンケート記入欄など、Safari上で長い文章を書く時に、テキストボックスのサイズを広げられます。

サイズが変更できるテキストボックスの右下には、それを示すマークが表示されます(図45図46)。ドラッグして適当なサイズに調整しましょう。

M@(図45)、図46: テキストボックスの右下にこのマークがある場合は、ドラッグ & ドロップでサイズを変更できます

PDFの表示

PDFの表示自体はSafari 2でも可能でしたが、Safari 3で機能が強化され、さらに使い勝手が向上しました。PDFファイルを開いた時にマウスカーソルをウインドウ下側の中央辺りに移動すると、半透明なツールバーが表示されます(図47)。これによって、ページの拡大・縮小、アプリケーション「プレビュー」での表示、表示中のPDFファイルのダウンロードが行えます。

また、PDFファイルを表示中のウインドウ内で[control]+クリックを行った場合は、表示するページ数を指定したり、次のページや前のページに移動したりできます(図48)。

図47: PDFファイル表示中に、ウインドウ下部の中央にマウスカーソルを移動すると、ツールバーが表示されます

図48: 表示中のPDFファイルを[control]+クリックすると、2ページ表示などの表示方法を指定できます

Safariをリセット

共用のMacなど、他の人が使う可能性のあるMacを利用している際、自分がSafariで行った作業(履歴や検索内容、Cookie、入力フォームなど)をクリアしておきたいことがあります。Safari 2にも「Safariをリセット」という項目がありましたが、Safari 3ではリセットする内容を選択できるようになりました(図49)。

図49: Safari 2ではすべて一括削除するしかなかった項目が、Safari 3では選択して削除できます