Mac OS X Leopard付属のWebブラウザ「Safari 3」は、他のブラウザよりも高速な描画と美しい文字表示、軽快なPDF表示機能が特徴です。また、従来は貧弱だったタブ周りの機能が充実したほか、システムの全文検索機能Spotlightと融合したブックマーク検索機能、Webページの一部分を切り抜いてウィジェットにするWebクリップウィジェット機能など、最新OSとのコンビネーションも魅力です。ここでは新機能をはじめ、Safariを便利に使いこなす方法を紹介しましょう。
なお、本稿はMac OS X Leopard、Safari 3.0.4という環境で確認を行い、執筆しています。Tiger(OS X 10.4.x)用やWindows用β版のSafari 3では、一部利用できない機能がある点にご注意ください。
強化されたタブ機能
図1: アップルのMighty Mouseは、デフォルトではシングルボタンマウスのような使い勝手の設定になっているので、右ボタンを[副ボタン]に設定しておきましょう。中央ボタンを有効にする場合は[ボタン3]に設定します |
現在ではタブブラウザが一般的になり、従来は環境設定を変更しなければタブが使えなかったSafariも、Safari 3では標準設定のままでタブブラウザとして機能します。
新規タブは、ツールバーにある[ファイル] - [新規タブ]を選択して開く(または[command]+[T]キー)か、タブバーを右クリック(または[control]キー+クリック)して[新規タブ]を選択してもOKです。アップルのMighty Mouseで右クリック操作を行う場合は、システム環境設定の[キーボードとマウス]で[副ボタン]を設定しておきます(図1)。
Webページ中のリンク先を新規タブで開く場合は、[command]キーを押しながらリンクをクリックします。Mighty Mouseや市販のホイールマウスなど、マウスに中央ボタン(ホイールボタン)がある場合は、中央ボタンでリンクをクリックしても新しいタブで開きます(Mighty Mouseの場合は、システム環境設定の[キーボードとマウス]で[ボタン3]に設定します)。
なお、[command]キー+クリック(中央ボタン)の動作は、Safari環境設定の「タブ」で設定します(図2)。