「年末年始、海外とか行きたいよねー」「でも、今からじゃどこも予約取れないんじゃない?」
年末年始、海外に行きたいんならば、とっておきのお勧めプランがあるんですよ、お客さん。

「スリル満点、鬼軍曹と行く一人称戦場ツアー」なんでどうでしょうか。

プランとしてはテロリストが潜む嵐の中の輸送船にお乗りいただいて、中東のかなり危険な地帯でゲリラ戦を楽しんだあと、ロシアのチェルノブイリで放射線の脅威に恐れながらごゆるりと武器商人を狙撃していただきます。大丈夫、大丈夫ですって。かなりの危険地帯ですが、途中、どんな危険に陥っても「自己責任だ」とかいわれて世論の批判を浴びることもありませんし、政府や大使館にも見放されたりはしません。「保存して終了」を選択していただければ、いつでも母国どころか自室に帰国できますんで。

あ。それで、お客さんは……夜の方はどうですか? ふふ。野暮ですね。もちろん、アッチの話ですよ。当ツアーでは、ナイトゴーグル装着でサイレンサー付きのライフルを携行していただき、向こうがこっちを見えていないことをいいことに、前から後ろから、お気に召すまで発射できますよ。ムフフ。

世界戦場ツアー。予約不要です

怖い隊長から叱咤激励プレイもあり

手榴弾でテロリストを吹っ飛ばしプレイも人気です

偽装スーツで敵の捜索を欺くかくれんぼコースもご用意しております

空の遊覧ツアーもあり。ただし気を抜くとRPGで落とされますけど

ナイトゴーグルで夜の方もバッチシ!

……という怪しげなつかみで始めてしまったが、実は、この記事はまじめなゲームレビューだったりする。そう、この冬一番のミリタリー系一人称シューティング(FPS:First Person Shooter)ゲームの決定版「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」(以下COD4)英語版日本語マニュアル付きが12月7日、ついに発売されたのである。ちなみに12月27日には日本語化されたXbox 360版、プレイステーション 3版も発売される予定。

それでは、『COD4』の世界をじっくりとチェックしていこう。