HTMLレンダリングエンジンとセキュリティモードの切り替え

HTMLレンダリングエンジンを切り替える

Sleipnirのインストール時にGeckoレンダリングエンジンを追加すると、Webページの表示に使うレンダリングエンジンを切り替えられます。ウィンドウ左下には通常IEのアイコンが表示されていますが、ここをクリックするとGeckoレンダリングエンジンに切り替えてWebページを表示します。例えば、IE7になって表示がおかしくなってしまうようなWebページでレンダリングエンジンを切り替えると(図27)、正常に見られるようになる場合が多いです(図28)。

(図27)IE6では正常に表示されるページでも、IE7ではレイアウトが崩れてしまう場合があります。このような場合に、ウィンドウ左下のIEアイコンをクリックします

(図28)Geckoレンダリングエンジンに切り替わると、レイアウトが正常になりました。アイコンはMozillaになっています

GeckoレンダリングエンジンはFirefoxなどで利用されていますが、Sleipnirに組み込んだコンポーネントは古いバージョンです。また、レンダリングエンジンを切り替えるとタブの履歴がクリアされたり、右クリックメニューがすべて英語になって最低限の項目しか利用できなくなったりと、制約が多くなります。「オプション」ダイアログの設定で、デフォルトのHTMLレンダリングエンジンをGeckoに変更することも可能ですが、セキュリティ目的であれば、次に説明するセキュリティモードを利用したほうが良いでしょう。