被写体に合わせて変化する「iAモード」を設定
「iAモード」はシーンに応じて自動でモードを切り換えるが、そのモードは「i人物」「i風景」「iマクロ」「i夜景&人物」「i夜景」の5種類。判別できなかった場合は「iAモード」のままとなる。「i人物」については、顔認識機能と合わせて次のページでチェックしている。
被写体に近づくと自動的に「iマクロ」に切り替わる。マクロモードはどのカメラでも備えているが、自動で切り替わるのが便利。設定し忘れたり、戻し忘れたりすることも多いのだけど、その心配がなくなるだけでもありがたいと思った。被写体に近づきすぎてピントが合っていない写真をブログなどでよく見かけるが、自動的にマクロモードに切り替わればそのような写真は減るはずだ。
実際に被写体にカメラを向けてみると、撮影モードを判別するためにいつも被写体を検出しようとカメラが動き続けている。コンティニュアスAFのようだと思った。いつもピントを合わせているので、シャッターボタンを押したときのレスポンスもいい。シャッターチャンスを逃すことも減ると思う。
「iAモード」は風景などのモードを自動で切り換えるだけで、変更できない設定がいくつかある。しかし設定を気にせず構図だけに集中できるので、スナップ撮影向きのサブカメラとしてもいいと思った。ただ、ガイドラインぐらいは表示できるようにしてほしいと思う。この被写体に合わせてカメラが自動的にモードを切り換える機能としては、ペンタックスの「オートピクチャーモード」がある。これは「標準」「人物」「風景」「夜景」に切り替わる。この自動モード切り替えは、手ブレ補正や顔認識機能のように、他のメーカーにも広がる機能だと思う。