ベンチマークの測定は、定番の「Xbench」から。テストには、3代目MacBook最上位のブラックモデル(2.16GHz / 1GB RAM)と、昨年11月に発売された2代目のMacBook Pro(2.33GHz / 2GB RAM)、2005年5月発売の初代MacBookエントリモデル(1.83GHz / 1GB RAM)の3機種を利用した。
表1: テストに利用したMacBook / MacBook Pro
MacBook 2.16GHz(B) | MacBook Pro 2.33GHz | MacBook 1.83GHz | |
CPU | Core 2 Duo T7400 | Core 2 Duo T7600 | Core Duo T2400 |
クロック数 | 2.16GHz | 2.33GHz | 1.83GHz |
コア | 2 | 2 | 2 |
L1キャッシュ | 32KB | 32KB | 32KB |
L2キャッシュ | 4MB | 4MB | 2MB |
浮動小数点演算などCPUの計算能力を測る「CPU Test」は、MacBook Proに肉薄。マルチスレッド処理性能をテストする「Thread Test」の値も、クロック数の違い相応の差しかない。メモリ性能を測る「Memory Test」も、ほぼ互角。T5600を搭載する初代MacBookエントリモデルと比較すると、クロック数よりもL2キャッシュの差が効いていることがわかる。
グラフィック機能に関しては、ATI Radeon X1600を搭載するMacBook Proと、チップセット内蔵のIntel GMA950を利用する歴代MacBookのドライバ性能の違いからか、OpenGL Graphics TestではMacBookのスコアが勝っている。