ブックマークのインポート
Webブラウザの移行を行う際に必ず必要になる作業がブックマークのインポートだ。シイラ2.0ではこの処理もスマートに行えるよう配慮されている。
一般的なWebブラウザでは、「移行元Webブラウザのブックマークを移行先Webブラウザのブックマークへそのまま追加する」という方法でインポートが行われるため、新旧のブックマークが混在してしまうといった問題が生じるうえ、状況に応じて複数のWebブラウザを使い分けるといったことが難しかった。
これに対し、シイラ2.0では、各Webブラウザのブックマークを、独立性を保ったまま使用することができる。使用するブックマークメニューを適宜変更することも可能だ。したがって、「例えば、普段はSafariを使用して、Webサイトの解析を行うときのみシイラを使用するといったことも簡単に行える」(木下氏)という。
「環境設定」→「ブックマーク」で使用するブックマークを切り替えられる |
キーバインディングの変更
シイラ2.0では、キーバインディングも自由に変更できる。「環境設定」→「キーバインディング」で設定を変更すれば、各機能に好きなショートカットキーを割り当てることが可能だ。
シイラ2.0のキーバインディング画面 |
すでに割り当て済みのショートカットキーや、対応できないショートカットキーを指定した場合には、エラーメッセージが表示されるため、全部を把握していなくても安心して設定を変更することができる。
その他の新機能
そのほかにも、シイラ2.0では、Tab Exposeのパフォーマンス改善など、さまざまな改良が施されている。また、従来から提供されている機能にも魅力的なものが多数あり、例えば、「ユニバーサルアクセスのサウンドエフェクトを使用すれば、複数のリンクをまとめて開いたときに各Webページの読み込み完了を耳で感知できる」(木下氏)などといった"裏技"もある。