音楽機能では、最長1時間程度の音楽番組などを深夜に自動配信して、後から番組を楽しめる「ミュージックチャネル」をサポート。月額利用料315円で2番組まで登録可能。番組が丸ごとダウンロードされるので、電波の届かない地下鉄通勤時でも番組を楽しめる。キーボード左下に専用ボタンも配置されており、簡単に使えるようになっている。
またSDオーディオと着うたフルにも対応。PCからmicroSDに取り込んだ楽曲とダウンロードした着うたフルを混在したプレイリストを作成して再生できる。SDオーディオ利用時で最長75時間、着うたフルでは同70時間という長時間再生が可能な点も魅力。
さらにP903iXで便利な点はBluetoothをサポートしているところだ。海外の携帯電話では一般的なBluetoothだが、なぜか国内の携帯電話はサポートするメーカーが少ない。Pシリーズは、その中でもBluetoothを積極的に搭載している端末の1つだ。
P903iXでは、DUN、A2DP、AVRCP、HSP、HFPといったプロファイルをサポートしており、PCにワイヤレスで接続してモデムとして利用できるほか、ハンドセットと接続して無線での通話も可能。さらに音楽もワイヤレスヘッドホンで聴ける点もうれしい部分で、対応するBluetoothヘッドホンを使えば、WMVの再生音も含めてイヤホンを携帯に接続することなく、ワイヤレスで楽しめる。
5月30日まで、P903iXの発売記念キャンペーンが行われており、購入者から抽選でワイヤレスオーディオレシーバーEB-M70083が50人に当たる。ネックストラップ型の軽量ヘッドホンで、着信時にはヘッドホンのボタン操作で通話に切り替え、そのまま通話も行える。
レシーバーからは音楽の再生・停止、音量の上下、早送り・早戻しの操作も可能で、携帯はバッグに入れたまま、SDオーディオや着うたフルといった携帯の音楽を手軽にワイヤレスで楽しむことができる。
「おサイフケータイ」対応、遠隔ロックも可能
非接触ICチップのFeliCaを使った「おサイフケータイ」に対応。セキュリティ機能も充実しており、本体を閉じた状態で一定時間が経過するとPIMデータとICのロックがかかる「閉じタイマーロック」、自分の顔を認識させてPIMやICのロックを解除する「フェイスリーダー」を搭載する。
ドコモの有料サービス「おまかせロック」にも対応しているので、端末紛失時にドコモに電話連絡すれば電話帳やICを遠隔ロックすることも可能だ。
ゲームではメガiアプリに対応、3Dのゲームを楽しむことができる。デフォルトでは「ダージュ オブ ケルベロス ロストエピソード -ファイナルファンタジー VII-」や同じP903シリーズ同士であればBluetoothで対戦できる「ぷよぷよ~ん&COLUMNS」がインストールされている。
カメラは、外側が有効320万画素νMaicoviconカメラで、AF機能も搭載する。動画はQVGAサイズのMP4ムービーが撮影可能で、フレームレートは30fps。