ゲームテスト

FPSゲームでのスコアに移る。タイトルはF.E.A.R.(4xAA/16xAF)、Prey(4xAA/8xAF)、Doom3(高画質)、Quake4(高画質)の4作を選んだ。このうちPreyはHardwareOCのベンチマークツール、Doom3とQuake4はBench'emAll!を使用して計測している。

先2つのF.E.A.R.とPrey、後2つのDoom3とQuake4はそれぞれ似たような傾向が出る。先2タイトルでは、1024×768ドット以降、対GeForce 8800 GTX比で6%~11%程度の向上が見られる。つまりGeForce 8800 Ultraのクロックアップ分がストレートに反映されるタイトルだ。また、SLIでの効果も大きく、F.E.A.R.の1920×1440ドットでは対GeForce 8800 GTX比で208%、GeForce 8800 Ultraシングル比で計算してみても2倍近いFPS向上が見られる(※PreyのGeForce 8800 GTXの1024×768ドットは、何らかの不具合か計測し直してみても低い数値が出てしまった)。

Doom3とQuake4は、1024×768ドットでは既に頭打ち傾向だが、それ以上の解像度ではクロックの違いが明確な差として出ている。最大解像度の1600×1200ドットでは、それぞれ対GeForce 8800 GTX比で8%、10%という差だ。Doom3と比べ比較的新しく負荷も高いQuake4がより大きな差となり、GeForce 8800 Ultraの性能を発揮するにはより高負荷なアプリケーションが必要となるというのは確認できた。なお、SLIではどこかGPU以外でボトルネック(あるいは頭打ち)が発生している様子であり、GeForce 8800 UltraとGTXの明確な差も表れていない。