ブレを防ぐ手ブレ補正機能とインテリジェントISOモード

TZ3は、光学式手ブレ補正、高感度、動きを検知して適切な感度に設定する「インテリジェントISO感度」でブレを防いでいる。まず光学式手ブレ補正機能だが、パナソニックの光学式手ブレ補正機能は優秀だと改めて実感した。きっちり構えれば1/8秒でもブレは起きなかった。そのおかげでノイズの出やすい日暮れどきでもISO100で撮影することができた。

高感度撮影でブレを防ぐこともできるが、ISO400からノイズが気になりはじめ、ISO1250になるとザラザラの画像になってしまった。被写体ブレを起こす状況以外は、極力ISO800以上の高感度撮影は避けたほうがいいと思った。

ISO感度をオートで使用する人は、インテリジェントISOモードを常用で使えばまず失敗はない。動きが予想できない子供やペットの撮影では特に役立つはず。しかし露出は最適なのにピントが被写体に追従していない場合が何度かあった。もう少しピントの精度と速度を良くしてほしい。

三脚を使わず1/8秒で撮影。ブレ補正効果が高いことがわかる
DMC-TZ3
3072×2304画素+Fine(JPEG)
28mm(35mm判換算)
プログラムAE -0.3EV補正(F3.3、1/8秒)
ISO100
WB:オート
手ブレ:モード2
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ISO1250はノイズがかなり目立つ。風景撮影では三脚を使い低感度で撮影したい
DMC-TZ3
3072×2304画素+Fine(JPEG)
34mm(35mm判換算)
プログラムAE(F3.6、1/10秒)
ISO1250
WB:オート
手ブレ:モード2
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元気にボールをキャッチする犬を撮影。ブレは防げたが、フォーカスが追いつかずピントが前に合ってしまった
DMC-TZ33072×2304画素+Fine(JPEG)
112mm(35mm判換算)
インテリジェントISOモード(F4.9、1/30秒)
ISO320
WB:日陰
手ブレ:モード2
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お気に入りのボールを持って一休み。1/30秒でも手ブレ補正モードが利いているのでブレずにシャープに撮れた
DMC-TZ3/3072×2304画素+Fine(JPEG)
280mm(35mm判換算)
インテリジェントISOモード(F4.7、1/30秒)
ISO100
WB:日陰
手ブレ:モード2
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ホワイトバランスは5種類。蛍光灯モードはないが、オートで十分だった
DMC-TZ3/3072×2304画素+Fine(JPEG)
40mm(35mm判換算)
プログラムAE(F3.9、1/160秒)
ISO100
WB:オート

カラーモードは7種類。雰囲気を変えて撮影したいときに便利
DMC-TZ3/3072×2304画素+Fine(JPEG)
28mm(35mm判換算)
プログラムAE(F3.3、1/125秒)
ISO100/WB:オート