天王洲オフィスには複数の撮影スタジオがある。フォトグラファー・山崎彩央さんの仕事場を訪ねると、カメラやライト、ロールスクリーンなどが並ぶ中に、仕事に使うマシン一式を載せたワゴンラックが置かれていた。棚の各段にMacやモニターがセットされており、その日仕事のあるスタジオへワゴンごと移動して使っているそうだ。仕事場が日々異なるうえ、ロケで外に出る事も多いため、メールのチェックなどにはiPad miniが活躍している。
スライド式の棚にはフルサイズのペンタブレットが。画像関連だけでなく、ほとんどの操作をペンタブレットで行っているという。フォトグラファーの中にはマウスを全く使わないという人もいるそうだ。カメラなどの撮影用器材は全て会社の備品。貸出し表で予約し、社内のフォトグラファーで共有している。
ラックの上には様々な小物も。仲間内ではうさぎ好きで知られるという山崎さん。うさぎモチーフのものが多い。もうひとつ目立つのが、赤いアイテム。文房具や小物類など、いろいろなものが赤で統一されていること。「赤が好きなので、気持ちを盛り上げるために」選んでいるそうだ。
プライベートでも作品制作を行っているという山崎さん。仕事では対象物をハッキリ撮影することが多いのに対し、個人の作品は抽象的なものが多いそうだ。「なんとなくキレイとか、そういうのが好きみたいです」と分析する。最後にご本人の撮影をお願いすると「いつもは撮る側で、撮られるのには慣れていない」と照れくさそうに笑った(撮る方は緊張しました!)。