「NEXTGEAR i690PA3-SP2」は、今回の3機種の中で最も性能の高い構成だ。
CPUはIntel Core i9-9900Kで、これはインテルのメインストリーム向けプラットフォーム(LGA1151)では、現在の最上位モデル。Core i9-9900Kは8コア16スレッドで動作し、定格クロックは3.60GHz、ターボブースト時の最大クロックは5.00GHzだ。
コア数はCPUの回路の数で、スレッド数は同時に処理できる数を示す。16個の計算問題を同時に解けるようなイメージだ。また、クロック(周波数)は計算処理を行う周期と思えばいい。高ければ高いほど、1秒間に解ける問題の数が多いということになる。定格とターボブースト時の最大と、クロックが2つあるのは、現在のCPUが、スレッド数や負荷によって周波数を自動調節するためだ。
GPUはNVIDIA GeForce RTX 2080 Tiを採用している。先に説明した、リアルタイムレイトレーシングをサポートするGeForce RTX 20シリーズにおいて、現在の最上位モデルだ。GPUの心臓部であるCUDAコア数は4352基、メモリは11GBのGDDR6を採用している。
CUDAコア数も、CPUのコア数と同様に、数が多いほど高性能になる。一方、グラフィックスメモリはグラフィックス処理のためのものだ。ゲームを高解像度、高画質で楽しむ場合、処理が必要なデータ量が増加する。4Kといった高画質となると、メモリは8GBでも足りなくなることもある。グラフィックスメモリは多いほどいいのだ。
筐体はミドルタワー型で、これはATXと呼ばれる最もポピュラーなマザーボード規格に合わせたサイズだ。幅が21cm、奥行きが52.42cm、高さが43.5cmほど。まずまず大型のため、PC購入後に拡張カードやSSD/HDDといったストレージを追加する場合でも余裕がある。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | NEXTGEAR i690PA3-SP2 |
CPU | Intel Core i9-9900K |
メモリ | 32GB PC4-19200 DDR4 |
M.2 SSD | 512GB Samsung PM981 |
HDD | 2TB |
チップセット | Intel Z390 |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN |
インタフェース | USB 3.1 Type-C×1(背面)、USB 3.1 Type-A×1(背面)、 USB 3.0×8(上面×4、背面×4) |
サイズ | W210×D520.5~524.2×H435mm |
ディスプレイ | - |
価格 | 349,800円(税別) |