最新・最高の環境を求めるなら「NEXTGEAR i690PA3-SP2」
ここまでのベンチマークの結果のとおり、解像度・画質・最新グラフィックスを追求するなら、当然だが3機種の中で最高スペックの「NEXTGEAR i690PA3-SP2」を推す。
GeForce RTX 2080 TiとRTX 2070の差は大きく、4Kで楽しみたい、高画質で楽しみたい、リアルタイムレイトレーシングを楽しみたいといったときにその差が効いてくる。
3機種の中で最も高価だが、ゲーミングPCとしてはものすごく高いというわけではない。BTOパソコンとしてのコストパフォーマンスも高く、ひとつひとつパーツを購入して組み立てる場合と比べても、価格・手間両面でお得だ。
DirectX 12ゲームを中心に、最新グラフィックスも体験したいなら「NEXTGEAR i690GA4」
一方、リアルタイムレイトレーシングは可能なタイトルのみで、メインは通常のDirectX 12のまま解像度と画質を追求したいのであれば、GeForce RTX 2070を搭載する「NEXTGEAR i690GA4」もいい。
基本的にゲーミングPCは高価だが、「NEXTGEAR i690GA4」なら20万円台と比較的購入しやすい。また、GeForce RTX 2070とRTX 2080 Tiの間に、もうひとつGeForce RTX 2080というGPUもある。
GPUの構造的、価格的にはGeForce RTX 2070よりで性能が強化されたものだが、あと少しフレームレートが欲しい場合の選択肢になるだろう(同シリーズの「NEXTGEAR i690PA4-SP」に搭載)。
コスパ良くPCゲームを快適に楽しむなら「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」
「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」が搭載するGeForce RTX 2060は、この3機種の比較では目立つところが少なかったものの、全GPUの中では上位から数えたほうが早いグレードだ。
そのため、バトルフィールドVの結果のように、十分に楽しめる解像度と画質の組み合わせは多いのだ。フルHDと4Kの中間の解像度もあり、低画質と最高画質の間の画質プリセットもある。フルHD解像度が軸になるが、「このゲームはあきらめるしかない」とはまずならないだろう。
リアルタイムレイトレーシングに関しては、妥協が求められるが、「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」とGeForce RTX 2060の組み合わせは、コストパフォーマンスがいい。10万円台の価格は、据え置きゲーム機からPCゲーミングに羽ばたくにはちょうどいいともいえる。
2019年も数多くの大型タイトルが登場してくるだろう。それを望みの環境で楽しむためには、どのような構成のG-TuneゲーミングPCを選べばいいのか。今回のベンチマークの結果が参考になれば幸いだ。
※以降のページに3機種の詳細を記載しているので、そちらもチェックしてみよう