さて最後に「m-Book F520BD」のパフォーマンスを見てみよう。今回は「PCMark 8 v2.10.901」「3DMark v2.6.6174」「CINEBENCH R15.0」「CrystalDiskMark 5.5.0」でベンチマークを実施してみた。

PCMark 8 v2.10.901
Home Accelerated 3.0 1868
Creative Accelerated 3.0 2054
Work Accelerated 2.0 2609
3DMark v2.6.6174
Time Spy 非対応
Fire Strike 370
CINEBENCH R15.0
OepnGL 19.17 fps
CPU 231 cb
CPU(Single Core) 72 cb
CrystalDiskMark 5.5.0(HDD)
Q32T1 シーケンシャルリード 80.185 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト 59.633 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 0.945 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 1.773 MB/s
シーケンシャルリード 60.407 MB/s
シーケンシャルライト 51.586 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 0.411 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 1.729 MB/s

今回の試用機は開発コード名「Gemini Lake(ジェミニレイク)」の「Intel Celeron N4100プロセッサー」(1.10/2.40GHz、4コア4スレッド)を搭載している。PCMark 8のHome Accelerated 3.0は1868、Creative Accelerated 3.0は2054、Work Accelerated 2.0は2609、3DMarkのFire Strikeは370と、マウスコンピューターの製品公式サイトのスコアとほぼ同じ値を記録した。

率直にいうと、今回の試用機はまさしくエントリー向けマシン。Webブラウジングや動画視聴ならこなせるが、ゲームを遊びたい、動画を編集したいなど、さまざまな用途に活用するなら、最低でもCore i3、できればCore i5搭載モデルを選ぶべきだ。

筆者オススメの構成はコレだ!

Core i7-8550U/16GBメモリ/512GB M.2 SSD/1TB HDD/DVDスーパーマルチドライブを搭載する最上位構成の「m-Book F576SD-M2SH5-C」は124,800円(税別)。PCMark8のCreative Accelerated 3.0が4869、3DMarkのFire Strikeが1183とパフォーマンスは飛躍的に向上するが、できるだけ出費を抑えたいという方も多いことだろう。

そこで考えた筆者のオススメは、Core i5-8250U/8GBメモリ/256GB M.2 SSD/1TB HDDを搭載する「m-Book F556SN-M2SH2」だ。4コア8スレッドのCore i5-8250Uなら処理性能は大幅に底上げされる。また、8GBメモリを搭載していれば、複数アプリを起動していてもメモリが足りなくなることも少ない。さらにシステムドライブがM.2 SSDなら、OS、アプリの起動、データの読み込み、保存などの所要時間がHDDよりも大幅に短縮される。

予算に余裕があれば、「DVDスーパーマルチドライブ」が標準装備されていないモデルを購入の場合は、プラス3,800円で「DVDスーパーマルチドライブ」を追加しよう。 DVDビデオをノートパソコンで見る時代ではないと思うが、CDから音楽を取り込んだり、ビデオを編集してDVDに焼きたいのなら光学ドライブは必須装備だ。また、お好みでプラス7,800円で「Blu-rayディスクドライブ ブルーレイ」を追加するのもよいだろう。

コスパに優れる「m-Book Fシリーズ」とはいっても、高額な買い物であることは変わらない。ライトユース限定ならエントリーモデルでもいいが、3~5年のスパンでさまざまな用途に活用したい、楽しみたいと考えているのなら、快適動作の先行投資として、心底から納得できる構成のマシンをぜひ購入してほしい。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 m-Book F520BD
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア液晶(1,920×1,080)
CPU Intel Celeron N4100
メモリ 4GB PC4-19200 DDR4 SODIMM
HDD 500GB
チップセット
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス Intel UHD グラフィックス 600
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN×1、
IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0 Type-C(左側面×1)、
USB 3.0 Type-A(左側面×1)、USB 2.0(右側面×2)
サイズ W379×D257×H24.8~31.8mm(折り畳み時)
重量 約2.0kg
バッテリー駆動時間 約6.9時間
価格 49,800円(税別)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2018/10/30(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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