さて最後に本モデルのパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は「PCMark 8 v2.10.901」「3DMark v2.5.5029」「CINEBENCH R15.0」「CrystalDiskMark 5.5.0」でベンチマークを実施してみた。

PCMark 8 v2.10.901
Home Accelerated 3.0 4613
Creative Accelerated 3.0 6253
Work Accelerated 2.0 4891
3DMark v2.5.5029
Time Spy 3906
Fire Strike 10457
CINEBENCH R15
OepnGL 121.12 fps
CPU 1072 cb
CPU(Single Core) 176 cb
CrystalDiskMark 5.5.0(HDD)
Q32T1 シーケンシャルリード 137.770 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト 112.790 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 1.142 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 1.174 MB/s
シーケンシャルリード 136.314 MB/s
シーケンシャルライト 134.840 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 0.509 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 0.901 MB/s

m-Book Tシリーズ」は全モデルに「Core i7-8750H」と「GeForce GTX 1060(6GB)」を搭載しているだけに、総合ベンチマークPCMark 8のHome Accelerated 3.0が4613、Creative Accelerated 3.0が6253、Work Accelerated 2.0が4891と好成績を記録。3DMarkでもTime Spyが3906、Fire Strikeが10457と高いスコアを叩き出している。これはクリエイティブ系アプリや、ハイエンドゲームだけでなく、VRコンテンツも快適に動作させられるパフォーマンスだ。

  • VRコンテンツによってシステムへの負荷は当然異なる。しかしVR用PCとしてのパフォーマンスを計測する「SteamVR パフォーマンステスト」で「レディ」に達しており、ほとんどのVRコンテンツは快適に動作するはずだ

なおストレージは、シーケンシャルリードで136.314MB/sにとどまっているが、これはシステムドライブとしてHDDを使っているため。率直にいって、HDDをシステムドライブに使っていては、CPUと外部グラフィックスの高パフォーマンスを十分に生かしきれない。

もちろん使用用途によるものの、「m-Book T510BN」はベースモデルなので、バリバリと活用するには物足りなく感じてしまう。さらに快適なストレージ環境が欲しい場合は、SSD標準搭載の上位モデルを検討したほうが良いだろう。もし筆者が購入するなら、プラス9,800円で256GB Serial ATAIII M.2 SSDを"絶対"追加するだろう。

限りなくゲーミングPC的なハイエンドノートPC!

m-Book Tシリーズ」は、マウスコンピューターの「ノートPC」の中で最もハイパフォーマンスな外部グラフィックス「GeForce GTX 1060(6GB)」を搭載しているモデルだ。

デザインやスペックはゲーミングPC的だが、マット仕上げの落ち着いた本体加工やサブウーファーを追加した3スピーカーなど、あらゆるエンターテインメントを快適、上質に楽しむことができる。

VRコンテンツ、ハイエンドゲーム、クリエイティブ系アプリを快適に動作させられるマシンを、できるだけ手ごろな価格で探しているのなら、もってこいの選択肢といえる。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 m-Book T510BN
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア液晶(1,920×1,080)
CPU Intel Core i7-8750H
メモリ 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM
HDD 1TB
チップセット モバイル Intel HM370
光学ドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1060
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN×1、
IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.1 Type-C(右側面×1)、
USB 3.0 Type-A×3(左側面×2、右側面×1)
サイズ W386×D262×H26.3~30.6mm(折り畳み時)
重量 約2.6kg
バッテリー駆動時間 約5.7時間
価格 139,800円(税別)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2018/10/3(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/m-Book T

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