マウスコンピューターは最新世代(Coffee Lake)の6コア12スレッドCPU「Intel Core i7-8750Hプロセッサー」と、外部グラフィックス「GeForce GTX 1060(6GB)」を採用した、ハイパフォーマンス15.6型ノートPC「m-Book Tシリーズ」の販売を開始した。
並列処理に適した6コア12スレッドCPUと、NVIDIAのゲーミング技術を活かした外部グラフィックスを組み合わせた本モデルは、ハイエンドゲームやVRコンテンツを快適に動かすだけでなく、クリエイティブ系アプリも軽々動作させられるパフォーマンスを備えている。今回マウスコンピューターより実機を借用したので、スペック、使い勝手、パフォーマンスなどについてレビューしていこう。
標準構成モデルは5機種でメモリ、ストレージはカスタム可能
今回借用したのは直販価格139,800円(税別)の「m-Book T510BN」。CPUは「Intel Core i7-8750Hプロセッサー」(2.20/4.10GHz)、ディスプレイは15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、LEDバックライト)、メモリは8GB(PC4-19200 DDR4 SODIMM)、ストレージは1TB HDD(Serial ATAIII接続)を標準搭載しているモデルだ。
「m-Book Tシリーズ」には、標準構成モデルとして下記の5機種が用意されている。全モデルのCPUに「Core i7-8750H」、外部グラフィックスに「GeForce GTX 1060」を採用。メモリ、ストレージの種類と容量のみが異なっている。
※最上位モデルは、無線LANも異なる。
・最上位モデル:インテル(R) Wireless-AC 9560 (最大1.73Gbps/ 802.11ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5 モジュール内蔵
・その他モデル:IEEE802.11 ac/a/b/g/n (最大433Mbps) + Bluetooth 5モジュール内蔵
m-Book Tシリーズのラインナップ | |||
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型番(価格:税別) | CPU | メモリ | ストレージ |
m-Book T510BN (139,800円) |
Core i7-8750H |
8GB | 1TB HDD |
m-Book T510SN-M2S2 (139,800円) |
256GB M.2 SSD | ||
m-Book T510SN-M2SH2 (154,800円) |
16GB | 256GB M.2 SSD、1TB HDD | |
m-Book T510SN-M2SH5 (164,800円) |
512GB M.2 SSD、2TB HDD | ||
m-Book T510XN-M2SH5 (199,800円) |
32GB | 512GB PM981 NVMe M.2 SSD、2TB HDD |
メモリは8GB/16GB/32GB、SSDは128GB/256GB/512GB/1TB(M.2 Serial ATAIII)、240GB/256GB/480GB/512GB/960GB/1TB(M.2 PCI Express x4)、HDDは500GB/1TB/2TB(Serial ATAIII)などからカスタマイズできる。ただしモデルによって選べないパーツもある。
ほかのマウスコンピューター製ノートPCには、2.5インチフォームファクターのSSDも提供されているが、「m-Book Tシリーズ」にはM.2形状のSSDしか用意されていない。また2TBのHDDにはシーゲイト製「BarraCuda」シリーズが搭載されるが、500GB、1TBのHDDはほかのモデル、メーカー製が使われる可能性がある。
カスタマイズ時にぜひ検討してほしいのが、無線LANのアップグレード。標準で最大433Mbps対応の無線LAN機能が搭載されているが、プラス3,800円で最大1.73Gbps(理論値)でワイヤレス通信が可能な「Intel Wireless-AC 9560」にアップグレードできるのだ。
もちろん最大速度で通信するためには、160MHz幅での通信を可能にする「HT160」規格に対応した無線LANルーターが必要になる。しかし、将来的にHT160対応無線LANルーターを導入することを見据えて、アップグレードしておいたほうがいい。