Swift 1に搭載されているのは、Gemini Lake世代のノートPC向けCPU、Intel Celeron N4000です。TDPが6Wと低く、Swift 1でも約17時間のバッテリ駆動時間を可能にしています。2コア/2スレッドながら最大2.6GHzで動作するなど、処理性能もそこそこ期待できそうです。

メモリはDDR4-2400MHz 4GBを搭載。メモリの増設はできません。初期状態の起動時で、約1.8GB(圧縮45.5MB)を消費していました。4GBという容量に若干の不安を感じますが、Webブラウザでタブを2~3個開くくらいなら、メモリを使い切ることはありません。

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  • CrystalDiskinfoによると、ストレージはSKhynix製のM.2 SSD 128GB。内部接続はSAT 6gbpsとなります

ストレージはSK hynix製の128GB SSDを搭載しています。初期状態での空き容量は約70GB。Windowsアップデートを行うことで少し減りますが、65GBは残せるでしょう。これだけ残っていれば、容量の大きいゲームなどをインストールしなければ、何とかやりくりできるはず。

容量が足りなくなったら、SDメモリーカードやUSBメモリなどをデータの保存先として利用するとよいでしょう。また、詳細は省きますが、ローカルストレージのイメージバックアップを取ったうえで、Windowsアップデートに関するファイルを消去する手もあります(かなり容量が空く)。

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    CrystalDiskMarkによる転送速度は、シーケンシャルリードが556.2MB/s、シーケンシャルライトが133MB/sとなりました

Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT.exe)では、メモリとグラフィックのスコアが低く出ました。ですが使ってみると、メモリやグラフィックスよりもCPUのパワー不足であろうと感じます。特にYoutubeやニコニコ動画などのサイトで動画再生を行うと、CPU使用率はすぐに100%近くまで達し、ほかの作業に影響が出ます。

■WinSAT.exeの結果
プロセッサ 8.1
メモリ 5.9
グラフィックス 4.3
ディスク 8.05

例えば、バックグラウンドでYoutubeの動画を流しながら作業をする、という使い方は向いていません。ブラウザで大量のWebサイトを開いてマルチに使うというのも、待ち時間のほうが長くなることもあります。ブラウザでちょっと処理が重いと思ったら、開くタブを少なくするような配慮が必要になるでしょう。

メディアプレイヤーを使用してフルHDの動画再生も試してみましたが、それだけに集中させれば、コマ落ちすることもなくスムーズに再生できました。HDMIケーブルで大画面テレビと接続して動画を視聴する、といった使い方もできそうです。

Bbenchによるバッテリ駆動時間のテストでは、デフォルトの状態からディスプレイの明るさを50%にして、無線LANに接続している状態で実行しています。結果は、バッテリが5%残った状態で約11時間37分でした。十分なバッテリ駆動時間が確保されています。画面の明るさを下げたり、必要ないときは無線LANをオフにしたりと工夫することで、バッテリ駆動時間はもっと延びそうです。