NEXTGEAR-NOTE i5550シリーズ」のサイズはW390×D271.5×H25~28.5mm、重量は約2.5kg。旧シリーズ「NEXTGEAR-NOTE i5540シリーズ」と比較して、3mmの厚み減(31.5→28.5mm)、約200gの重量減(約2.7kg→約2.5kg)と薄型軽量化が図られている。

インタフェースは、USB 3.0 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×3、HDMI×1、Mini DisplayPort×1、SDメモリーカードスロット、ギガビットイーサネット、マイク入力、ヘッドフォン出力が用意されている。

HDMI端子、Mini DisplayPort端子には、それぞれ4Kディスプレイを接続可能で、同時に4K解像度でデスクトップを表示できる。高解像度が有利に働くハイスペックゲームをプレイする際に頼もしい仕様だ。もちろんクリエイティブ系アプリケーションを利用する際にも、4K表示機能は重宝する。

本体天面にはアルミ製の天板が採用され、ヘアライン加工が施されている。ゲーミングノートPCとしてのハイパフォーマンスを予感させる存在感だ

本体底面。ハイパフォーマンスなCPUと外部グラフィックスは発熱量が多い。そのため底面には大型の通気口が複数箇所に設けられている。左側面下部にあるのは低音用の音声出力を担うサブウーファー。ゲームサウンドの迫力を増してくれる

本体前面左右には、大型ステレオスピーカーの開口部が配置されている

本体背面中央には、ギガビットイーサネット、Mini DisplayPort、HDMI、電源端子が配置されている。左右に大型の通気口が設けられており、ディスプレイ裏側に排気する構造を採用。ふさがないように注意したい

本体右側面。左からSDカードスロット、USB 3.0 Type-A×1、ケンジントンロックが用意されている

本体左側面。左からUSB 3.0 Type-A×2、USB 3.0 Type-C×1、ステータスLED(バッテリーランプ、ハードディスクランプ、無線ランプ)、マイク入力、ヘッドフォン出力。インタフェースは主に本体左側に集中しているが、使い勝手に配慮して本体右側にもUSB 3.0 Type-Aを1系統用意。レスポンスを重視した有線マウスを左右どちらでも使えるわけだ

Webカメラは100万画素。マイクはモノラルデュアルアレイマイク仕様で、ゲームの音声チャット時に周囲の騒音を低減してくれる

照明の映り込みを抑えるノングレア仕様の15.6型フルHD液晶

ディスプレイのスペックは15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、LEDバックライト)。ゲーミングノートPCとしてのバランスを考慮して、フルHD解像度が採用されている。

液晶パネルは視野角に優れたパーツを採用。また、映り込みの少ないノングレア仕様となっている。イベント会場で強い照明が使われていても、液晶への映り込みを抑えてくれるので、ゲームプレイに集中できる。

輝度や色域は公表されていないが、カラーサンプルを実際に表示した限りでは、やや赤みを感じるものの発色に大きな癖はない。もし発色が好みに合わなければ、「NVIDIAコントロールパネル」から設定を変更しよう。明るさ、コントラスト、ガンマ、デジタルバイブランス、色相などを細かく調整可能だ。

なお「NEXTGEAR-NOTE i5550シリーズ」では、ゲーミンググラフィックスプロセッサーがGeForceに完全固定された。マウスコンピューターによれば、GeForceで処理した内容をすべてCPU内蔵グラフィックスプロセッサーから出力していた、従来製品で発生していたアプリケーション互換性問題が回避されているとのことだ。

ディスプレイの発色はやや赤みを感じるものの大きな癖はない。発色は「NVIDIAコントロールパネル」またはOS標準の「画面の色調整」から変更できる。寒色系の発色が好みなら「NVIDIAコントロールパネル」で「カラーチャンネル」を「青」に設定してから、「ガンマ」の値を調整しよう

従来モデルでは外部グラフィックスで処理した内容も、すべてCPU内蔵のグラフィックスプロセッサーを経由して出力されており、アプリケーションの互換性問題が発生する場合があったとのこと。「NEXTGEAR-NOTE i5550シリーズ」ではゲーミンググラフィックスプロセッサーをGeForceに完全に固定することで、外部グラフィックスの性能を最大限に発揮できるという