遺伝子を受け継ぐGW-5035A
全5モデルの陣容となったBIG BANG BLACKだが、それぞれにベースとなる製品がある。そのラインナップと選定理由を、商品企画を担当した泉潤一氏に聞くと、「原点回帰ということで、まずは初号機のDNAを受け継ぐGW-5000を選びました」と話した。
G-SHOCKの5000シリーズと言えば、スクエアデザインにスクリューバックという、伝統のモデルだ。それを、35周年記念モデルとして、新たに誕生させたのが「GW-5035A-1」だ。
ちなみに同じくスクエアデザインの5600シリーズの通常モデルも、最近さらに売り上げを伸ばしているという。
この理由について、泉氏は「人気を牽引しているのはDW-5600BBという顔が真っ黒なG-SHOCKです。ファッションアイテムとして、現在のトレンドが小ぶりでシンプルなデザインとなっているようなので、そうした市場のニーズと合致したのではないでしょうか」と説明した。
今回のBIG BANG BLACKにおいてデジタルフェイスはGW-5035Aだけで、他の4モデルはアナログフェイス、またはデジタル・アナログのコンビネーションフェイスとなっている。
人気の3シリーズを中核に
デザイン企画を担当した小島健二氏は「いまG-SHOCKを牽引しているGA-110、GA-700シリーズもラインナップに追加しました」と語る。この2シリーズをベースに「GA-135A-1A」「GA-735A-1A」が作られた。
また、極限への挑戦をコンセプトにするMASTER OF GシリーズのMUDMASTER(マッドマスター)をベースに「GG-1035A-1A」が作られた。「マッドマスターは、ユーザー層が広く国内外問わず人気のモデルとなっているので、今回BIG BANG BLACKでも採用したいと思いました」と小島氏は語る。