Type-Cポートなど最新のインタフェースを搭載
続いて、「NEXTGEAR-NOTE i5530BA1」の筐体を確認していきたい。G-Tuneらしい精悍なブラックボディを採用した本機。天板はヘアライン加工が施された金属製となっており、スタイリッシュな中に高級感を漂わせる。底面には多くのスリットが設けられており、しっかりとした冷却が行えそうだ。
インタフェースは最新の端子を網羅しており、拡張性は非常に高い。左側面には、HDMI、USB 3.0、mini DisplayPort×2を搭載し、4画面のマルチディスプレイに対応。HDMIとUSB 3.0が隣接しているので、VRヘッドセットを接続する際にも便利だ。右側面には、ケンジントンロック、ギガビットLANポート、USB 3.0、USB 3.1 Type-C×2、SD/MMC対応マルチカードリーダー、ライン出力、マイク入力、ヘッドフォン出力が並ぶ。ヘッドフォン出力は光デジタル出力と兼用だ。SIMカードスロットも見えるが、残念ながらこちらは使用できない。最新のType-Cコネクタを2基搭載しているため、これから発売されるスマホやPC周辺機器同様に、端子の裏表を気にすることなく接続可能だ。まだ対応製品は少ないが、今後、確実に増えることが見込まれ、今PCを買うならばチェックしておきたい要素の1つだ。
左側面にはHDMI、USB 3.0、mini DisplayPort×2を搭載。本体の液晶と合わせ、4画面マルチディスプレイが構成できる |
右側面にはケンジントンロック、ギガビットLAN、USB 3.0、USB 3.1 Type-C×2、SD/MMC対応マルチカードリーダー、音声入出力を搭載 |
さらに、背面の電源コネクタの横にはUSB 3.0が1基搭載されている。USBハブなどを接続しておくのに便利だろう。強力なGPUを安定駆動させるため、ACアダプタは120W出力と大きめだが、厚みを抑えた形状となっている。電源コードもデスクトップPC同様の3P仕様となっているため、基本的には屋内での使用が想定されていると考えられる。無線モジュールは、IEEE 802.11 ac/a/b/g/nとBluetooth V4.2 + LEに対応しており、有線LANがなくとも高速な通信が行える。
電源コネクタの横には、さらに1基のUSB 3.0を用意。デスクに常設しているUSBハブなどをつなげば効率よく利用できそうだ |
Core i7やGeForce GTXを安定動作させるため、電源アダプタは大きめ。持ち運び時はこの分の重量とスペースも考慮しよう |
白色LEDが内蔵されたテンキー付きキーボード
キーボードは15.6型というサイズを活かして、テンキーを搭載。ゲームのみならず、オフィス用ソフトなどでの数値入力でも活躍するだろう。キーストロークは深めで、押下時にもあまり音が響かない。瞬時の判断が必要とされるゲームでも確実な操作が行えそうだ。なお、キーボード内部には白色LEDが埋め込まれており、Fnキーや付属ソフトからOFFから最大まで5段階で輝度調整が可能。暗い場所でもしっかりとキーを視認できる。また、付属ソフト「FLEXIKEY」から、マクロを設定したり、キー入力の統計を調べたりできるのも便利だ。
キーボード全景。右側にはテンキーを備えているため、Enterキー周りの配列に若干癖があるが、おおむね違和感なく利用できる。パームレスト部は天板と同じヘアライン加工 |
キーボードの内部には白色LEDが埋め込まれており、暗所でもキーをしっかりと判別可能。明るさは5段階で調整が行える |
タッチパッドは、左右ボタンが独立したタイプが採用されており、マウスがないときでも確実な入力が行える。ボタンにはキーボードにも使用されているスイッチを搭載しており、独特の押し心地を感じることができるだろう。マウスを使ってゲームをプレイする際にタッチパッドの誤動作が気になるなら、タッチパッド自体をOFFにすることも可能だ。液晶ディスプレイ上部には200万画素のWebカメラとマイクを搭載し、ビデオチャットにもすぐ対応できる。こちらも、OFFにする設定が行える。