CPUにIntel Core mシリーズを採用
「MateBook」で採用されているCPUは、Skylake世代のIntel Core Mシリーズ。日本向けモデルでは「Core m3-6Y30」と「Core m5-6Y54」の2つが使用される。いずれも2コア4スレッドで動作するモバイルCPUとなり、内蔵グラフィックスはIntel HD Graphics 515。試用機では「Core m3-6Y30」が搭載されており、動作クロックは900MHz、ターボ・ブースト時には最大2.2GHzで動作する。メモリはDDR3-1866を採用し、デュアルチャネルで4GBの容量が利用可能だ。
ストレージには、256GBと128GBのSSDが用意されている。今回の端末は128GBモデルとなり、初期状態ではそのうち約14GBが使用されていた。Wi-FiはMIMOに対応したIEEE802.11 a/b/g/n/acとなり、Bluetooth 4.1もサポートしている。また音声出力にサウンドエフェクトをかける「Dolby Audio」をプリインストールしており、臨場感のあるサウンドを奏でられるのも特徴だ。全体的に、Windowsタブレットとしてはかなりのハイスペックを誇る。
ベンチマークで見る「MateBook」Core m3モデル
実際にいくつかのベンチマークで、「MateBook」Core m3モデルの実力を調べてみよう。「WIN SCORE SHARE」で、Windows 10におけるエクスペリエンス インデックス スコアを測ったところ、CPUとプライマリディスクで高いスコアが確認できた。「CrystalDiskMark 5.1.2」でSSDの速度を計測すると、その速さがわかる。本機のきびきびとした動きは、CPUとSSDが支えているようだ。
PCの総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 8」Home accelerated 3.0でも基本的な傾向は同じだ。タブレットに搭載されるモバイルPC向けCPUだけに、内蔵グラフィックス機能では3D性能が伸び悩むため、“Casual Gaming”のスコアが低めとなる。
このタブレットで本格的なゲームを遊ぼうと考える人は少ないと思うが、念のため3Dゲームのベンチマークテストとして「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」を試してみよう。グラフィック設定は”低品質”まで落としたが、1,280×720ドットまでは“普通”という評価を得ることができ、思いのほかしっかりと動作した。