プライベートでもビジネスでも使いやすいスタンダードなPCを取り扱う、ユニットコムのブランド「STYLE∞(インフィニティ)」。そのラインナップの中でも、一風変わった需要がありそうなモデルが、N-Class Hシリーズの「Stl-15FH045-i7T-FE」だ。いまや採用が少なくなったExpress Cardスロットや、オフィスでの導入に便利な接触型ICカードリーダーを搭載し、さらに別売オプションのドッキングステーション「DS200」を利用することで、映像出力やUSB端子、そしてシリアルポート(RS-232C)やストレージまで追加できる製品となっている。今回はこの「Stl-15FH045-i7T-FE」をドッキングステーションとともに紹介していこう。
ラバーコーティングの触感が心地いい15.6型スタンダードノート
N-Class Hシリーズの「Stl-15FH045-i7T-FE」は、フルHD(1920×1080ドット)液晶ディスプレイを備えた、15.6型スタンダードノートPCだ。筐体はブラックカラーで統一されており、ビジネスパーソンが扱いやすいデザインだろう。天板やパームレストにはラバーコーティングが施されており、滑りにくく、さらさらとした触感が心地いい。バッテリーは着脱式となっており、スピーカーは本体底面の手前側左右に用意されている。
本体寸法はW382×D260×H33mmとなり、重量はバッテリー込みで約2.65kgと、15.6型ノートとして標準的だ。ヒンジは180度まで開くことができるため、ほかの人に液晶画面を見せる際に便利だろう。ACアダプタのサイズはW105×D45×H30mm程度と小さめで、出力は65W。モバイル時にも簡単に持ち運ぶことができそうだ。
キーボードは定番となったアイソレーション型で、数値入力に強いテンキーを備えている。配列はEnterキー周辺こそ多少変則的な部分はあるものの標準的で、誤入力は少なそうだ。キーストロークは浅めで、タッチは柔らかい。打鍵音が非常に静かなので、静かな場所でも使いやすいだろう。タッチパッドは左右ボタンが独立した設計を採用しており、ボタン中央には指紋認証センサーを搭載。ボタンのタッチは固めで、ここにもラバーコーティングが施されている。なおタッチパッドは、付属アプリ「Synaptics TouchPad」によって、2/3本指動作やエッジモーション機能などのさまざまな設定が行える。
電源ボタンは、ヒンジ部中央に設けられており、電源を投入すると白いLEDが輝く。液晶ディスプレイ上部には100万画素のWebカメラや、マイクを搭載しているため、ビデオチャット会議などにも対応できるだろう。