クリエイターの感性を邪魔しないシンプルなデザイン
それでは、試用機「DAIV-NG7600M1」のディテールをチェックしていこう。本体の色はブラックに近いグレーが採用されており、ヒンジ部分のみアクセントとしてシルバーグレーのデザインが施されている。天板の素材は樹脂製で、「DAIV」のロゴマークを中央に配置。17.3型ディスプレイを採用しているため、本体寸法はW418×D295.3×H40.9mm(折り畳み時)と大きい。また本体重量は約3.9kg、電源アダプタは出力230Wモデルでこちらも大きめ。だが、同じような性能を備えたデスクトップPCと液晶ディスプレイをセットにした重量と比較するとはるかに軽く、この大きさ・重さにまとまっていること自体が驚異的といえる。
コンテンツ制作に集中できる静かで押し心地のいいキーボード
キーボードは、17.3型のサイズを活かして、余裕を持ってテンキーまで搭載されている。文字キーと数字キーの間にはわずかだが仕切りがあり、確実な操作が行えるだろう。キータッチは柔らかめで、押下時にもそれほど音は響かないため、仕事中に音が邪魔になることもなさそうだ。キーボード内部にはLEDバックライトが埋め込まれているため、電源を入れると鮮やかに発光する。バックライトの色は、付属アプリ「Flexikey」によって3つのセクションごとにカラーリングを変更することも可能。バックライトによる暗所での視認性向上はもちろんのこと、色分けによって作業効率を上げる効果も期待できるだろう。
タッチパッドは、文字キーの位置に合わせて左寄りに配置されている。左右のボタンは物理的に独立しているため、誤操作を減らす効果が期待できそうだ。また、タッチパッドの動作は付属アプリ「Synaptics TouchPad」から調整が可能。ちなみに、マウス利用時にタッチパッドの反応が邪魔になる方は、Fnキー+F1キーや付属アプリ「Control Center」などからタッチパッドの反応をOFFにすることもできる。
独立した左右ボタンを備えるタッチパッド。マウス利用時など、操作の邪魔になるときは機能をOFFにすることも可能 |
付属アプリ「Synaptics TouchPad」を利用すれば、3本指操作の設定などタッチパッドをさらにカスタマイズできる |
液晶ディスプレイの上部には、200万画素のWebカメラとデジタルアレイマイクを内蔵しているため、ビデオチャットなどによる打ち合わせにもすぐに対応可能。ヒンジ部にはステレオスピーカーを搭載しており、底面に内蔵されたサブウーファーとともに高品質なサウンドを奏でてくれる。付属アプリ「Sound Blaster X-Fi MB5」によって音響エフェクトを付加することもできるため、業務での音声の聞き取りにも活躍しそうだ。有線LANコントローラには「Killer E2400」を採用しており、アプリの使用頻度や通信傾向を認識し、自動で帯域の制御をしてくれるほか、手動で優先順位を設定することも可能だ。また外出先では、IEEE 802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN&Bluetooth V4.2モジュールによって通信を行うことができる。