HDMIと2基のmini DisplayPort映像出力を搭載

インターフェイスは映像出力が充実している。右側面には有線ギガビットLANポート、USB 3.0×2、SDSDHX対応マルチカードリーダー、ヘッドフォン出力、マイク入力、光デジタル出力が用意されている。左側面には、CPUファンの排気口、HDMI出力、USB 3.0、mini DisplayPort×2を搭載。映像出力はすべて同時に使用することができ、本体の液晶ディスプレイと合わせて最大4画面のマルチディスプレイ環境を構築可能だ。

右側面にギガビットLANポート、USB 3.0×2、マルチカードリーダー、ヘッドフォン出力、マイク入力、光デジタル出力を搭載

左側面にはHDMI出力、USB 3.0、mini DisplayPort×2を用意。オプションなしで最大4画面のマルチディスプレイ環境を実現できる

背面は左側にUSB 3.0、電源コネクタの2つのみとなり、右側はGPUファンの排気口が大きなスペースを占めている。液晶ディスプレイ上部には、200万画素のWebカメラとモノラルマイクを内蔵。ヘッドセットがなくとも、音声/ビデオチャットに即座に対応可能だ。ステレオスピーカーはキーボードと本体のヒンジ部付近に用意されており、付属のアプリ「Sound Blaster X-Fi MB5」によってさまざまなエフェクトをかけることができる。オンラインゲームは可能であれば有線LANで遊びたいところだが、万が一有線LAN環境がない場合でも、IEEE 802.11 b/g/n対応無線LAN+Bluetooth V4.0準拠のモジュールによって通信を行える。

背面には、USB 3.0、電源コネクタの2つの端子が用意されている。また、右側にはGPUファンの排気口があるため、ふさがないように気をつけたい

液晶ディスプレイ上部に用意された、200万画素Webカメラとモノラルマイク。ヘッドセットを持ち歩かなくとも音声チャットに対応できる

スピーカーやヘッドフォンからの出力や、マイクからの入力にさまざまな音響エフェクトを付与できる「Sound Blaster X-Fi MB5」

ストレージに追加の余地が見える内部構造

本体内部へのアクセスには底面すべてのネジを外さねばならず、またカバーも個人ユーザーが気軽に外すことを前提とした作りにはなっていない。本体を開けると、パームレスト内部の3分の2がバッテリーで占められていることがわかる。CPU、GPUにはそれぞれヒートパイプが取り付けられており、ケース左側面と背面に熱を移動させ、シロッコファンで排気を行う仕組みとなっている。また中央付近にはメモリスロットに2基の空きも見える。

本体底面のカバーを取り外したところ。スペースを大きく専有しているバッテリーが印象的

CPU周辺の様子。CPUの熱は本体左側面から排気される。CPUの横には、空きメモリスロットが確認できる

GPU周辺の様子。GPUの熱は、2つのファンによって本体背面から排気される。ファン付近には無線モジュールも見える

「NEXTGEAR-NOTE i5710BA2」に搭載されているストレージはSSHD×1のみ。基板上には、さらにM.2スロットの空きがあり、この箇所にはBTOカスタマイズでPCI Express 3.0 x4接続による高速なM.2 SSDを搭載可能だ。また、SSHDをSATA接続のSSDに変更することもできる。

ストレージ周辺の様子。SATA接続されたSSHDのほか、PCI-Express 3.0 x4接続のM.2スロットが用意されている

「CrystalDiskMark 5.1.2」で計測したSSHDの速度。ベンチマークテストでは通常のHDD同等の数値だが、実際にWindows10で各種アプリケーションの起動を繰り返すと、SSD同等の速度が実現されるようになっていく