動作クロック3.0GHzに達するCore i7-5500Uを搭載可能
NEC Directモデルとなることで、スペックを大幅に引き上げることが可能となった。CPUは従来の「Intel Core i5 5200U」に加え、「Intel Core i7-5500U」が選択可能に。ともに2コア/4スレッドモデルだが、クロックは2.2GHz(TB時2.7GHz)から2.4GHz(TB時3.0GHz)に向上する。また3次キャッシュも3MBから4MBに増えるため、処理速度には大きな違いが現れるだろう。
NEC Directの「LAVIE Direct HZ」WQHD液晶モデル、カスタマイズ画面。従来モデルでは実現が難しかった、こだわりのハイスペックを実現できる |
CPU-Zで確認した、試用機「LAVIE Direct HZ」GN246W/36のCPU「Intel Core i7-5500U」。ターボブースト時のクロックは3.0GHzまで上昇する |
従来のSSDをはるかに凌ぐ超高速SSDも選べる
スペックアップのもう1つの注目ポイントが、512GBという大容量、そしてPCI-Express接続されるSSDを搭載できる点だ。SSDの高速化が進み、これまでのシリアルATA接続ではSSDの真価を発揮するのが難しくなっている。そこで新たに登場したのが、より転送速度の速いPCI-Expressに直接接続してアクセスを行う製品。「LAVIE Direct HZ」ではこのPCI-Express接続SSDを選択することで、異次元のストレージ速度を体験することができる。また容量も512GBまで増量されているため、多くのデータを詰め込んでも安心だ。
CrystalDiskMarkで確認したPCI-Express接続SSDの速度。シリアルATA接続では500MB/s台でシーケンシャルが頭打ちになるところ、なんと最高1600MB/sを超える速度を叩き出す |
867Mbpsに対応したIEEE802.11ac対応無線LANモジュールを採用
無線LANルータを開発・販売しているNECらしく、ワイヤレス機能もハイスペックだ。標準でIEEE802.11ac(867Mbps)に対応したワイヤレスLAN、そしてBluetooth 4.0に対応したモジュールを内蔵し、無線環境でも快適な通信が行える。さらに、モバイル機器にとって重要なバッテリーの大容量化も可能。標準仕様に比べ重量は850gに増加してしまうものの、それでも十分に軽量といえる。
法人向けモデルでは「Windows 7 Professional インストールサービス」も!
「LAVIE Direct HZ」の個人向けモデルの標準OSは、MicrosoftのWindows 10 Home 64ビット。必要に応じてWindows 10 Proへの変更も可能だ。しかし、ビジネスシーンではまだまだWindows 7環境が求められることも多いだろう。そこで法人向けモデルでは、「Windows 7 搭載インストールサービス」も行われている。これは、Windows 10 Pro モデルに付帯するダウングレード権を行使し、NECがあらかじめWindows 7 Professional 32ビットもしくは64ビットをインストールし出荷してくれるサービスだ。Windows 7を必要とするソフトを利用しなければならない場合でも、安心して最新モデルを選択できる。