NECの「LAVIE Hybrid ZERO」は、13.3型で世界最軽量となる約779gを実現したモバイルノートPCシリーズだ。2014年末に発表されたこのノートPCが、Windows 10搭載、そしてNEC DirectでのBTOカスタマイズに対応した新モデル「LAVIE Direct HZ」として帰ってきた。従来販売されていた店頭モデルは、その軽さという魅力の反面、スペック面に物足りなさを感じていた方も少なくないはず。軽さと性能の両立を目指したこの「LAVIE Direct HZ」の特長に迫っていこう。
軽々持ち上げられる、驚異の本体重量779g!
まずは最大の特長である重量について見ていきたい。「LAVIE Direct HZ」の重量は選択したスペックによって変わってくるが、もっとも軽い状態で約779g。重量の差がはっきりと現れるのは液晶ディスプレイを変更した時で、779gを実現できるのはタッチパネルを搭載していないクラムシェル型を選択した場合だ。タッチパネル液晶の2 in 1モデルを選択した場合は、重量は約926gとなる。今回の試用機は、前者のクラムシェル型モデルだ。
本体を手に取ると、「バッテリーか何かを付け忘れているのではないか?」という疑問さえ浮かぶほどの軽さが体験できる。試用機を実際にデジタルスケールにて計測したところ、その重量は780g。公称値通りの軽量さが確認できた。
780gという数値だけでは重さをイメージしにくいかもしれないので、身近にある他のものの重量を量ってみよう。例えば500mlと250mlの飲料を測りに乗せると、ペットボトルやキャップの重量も加味されて865gとなる。また、薄めの文庫本6冊の重さが775g、市販のBlu-rayディスクのパッケージ9枚分の重さが800gだ。
これだけ軽いと、非力な女性でも簡単に指でつまんで持ちあげることができてしまう。実際に使用する際には、ノートPCの底面を手のひらの上に置いたり、パームレスト部をつかんだりすることになるため、より重量は軽く感じるはずだ。ちなみに液晶ディスプレイ部分をつかんで持ち上げることは推奨されていないので、あくまで参考画像として捉えてほしい。