インテルのハイエンドプラットフォーム「X99 Express」を採用した、マウスコンピューターのヘビーユーザー向けシリーズ「MDV ADVANCE」。6コア/8コアCPUを搭載することでクリエイターやハイエンドゲーマーを支える本シリーズに、6月に発売されたばかりの「GeForce GTX 980 Ti」搭載モデルが登場した。今回はこのGeForce GTX 980 Tiを採用した「MDV-GX9530X3-M32-SH」を詳しく紹介しよう。

MDV ADVANCEのGeForce GTX 980 Ti搭載モデル「MDV-GX9530X3-M32-SH」

NVIDIAのゲーマー向け最上位GPU「GeForce GTX 980 Ti」採用

MDV-GX9530X3-M32-SH」の最大の特徴は、NVIDIAのゲーマー向け最上位GPUであるGeForce GTX 980 Tiを搭載している点にある。本年3月に登場したフラッグシップモデル「GeForce GTX TITAN X」同様、MaxwellのGM200コアを採用。6GBものグラフィックスメモリを搭載しており、これまでハイエンドGPUとして君臨してきたGeForce GTX 980をも超える性能を叩き出す、ウルトラハイエンドモデルとなっている。シングルGPUとしては、現状これを超える性能のものはなく、お金に糸目をつけず最高のグラフィックスカードを搭載したい人にはこれ以上はない製品だ。

NVIDIAのウルトラハイエンドGPU「GeForce GTX 980 Ti」を搭載。6GBものグラフィックスメモリを搭載している

GPU-Zで見た「GeForce GTX 980 Ti」

8コア/16スレッドのインテル フラッグシップCPU「Core i7-5960X」

GeForce GTX 980 Tiを支えるチップセットとCPUも強力だ。インテルのハイエンドプラットフォームであるX99 Expressチップセットに、8コア/16スレッドで動作するフラッグシップCPU「Core i7-5960X」を搭載しており、メモリにはこれまでのDDR3よりも高速なDDR4メモリを採用。動画のエンコードや写真の現像など、CPUの並列処理を必要とするアプリケーションにおいて、これ以上ない処理能力を発揮してくれる。またPCI Expressを40レーン使用できるため、さらにグラフィックスカードを搭載してもボトルネックなしに動作させることが可能だ。

CPU-Zで確認したインテル「Core i7-5960X」

タスクマネージャで処理状況を確認すると、圧巻の16スレッド動作画面が現れる

DDR4メモリをクアッドチャネルで動作させており、8GBメモリ×4の32GBを搭載している

次世代ストレージであるNVMe SSD「SSD 750」400GBモデルを搭載

さらに、体感速度を左右するストレージドライブにも妥協はない。すでにSSDにとっては速度の足かせとなっているSATA 3.0接続ではなく、PCI-Express 3.0 x4にてマザーボードと接続することで、最大32Gbpsもの帯域を扱うことができるインテル NVM Express(NVMe) SSD「SSD 750」を採用。これまでのストレージとは一線を画すアクセススピードを実現している。データ用ドライブとして搭載されているHDDと比べると、その圧倒的な速度がわかるだろう。

PCI-Express 3.0 x4で接続されているインテルのNVM Express(NVMe) SSD「SSD 750」

「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認したインテル SSD 750 400GBモデルの速度

データ用ドライブとして、Seagate製の2.0TB HDDも搭載されている

「CrystalDiskMark 4.0.3」で確認したHDDの速度