そしてレビュー中間報告……

さて、3日ほど経過した時点で、彼らの体調変化についてリサーチしてみた。

あくまで個人の感想ではあるが、肩こりが持病のスタッフKは、症状がかなり軽減されている様子。毎日、夕方位になってくると文字が見にくくなるくらい眼の疲れと肩こりを感じますが、そう言えばモニターを変えてから、あまり気にならないですね。あと、「画面が大きくなったので、ちょっとまぶしかったんですけど、『ブルーライト軽減モード』にしたらすごく見やすくなりました。マイナス30%ぐらいに設定した直後は違和感があったものの、これにもすぐに慣れましたね。今はマイナス50%で使っています」と機能面にもご満悦だ。輝度は40%まで下げて使っているが、ブルーライト軽減モードと共に、フリッカーフリーの恩恵もかなり得ていると思われる。

ボタンが後ろにあるから、「誤ってボタンを押して設定を変えてしまうようなことがない!」とスタッフA

肩こり+首に痛みを抱えるスタッフAに至っては、当人が「本当に楽になった」と口に出すほどで、Kと同じく、夕方の疲れが楽になったという意見。また、Kと同じくGW2265の「ブルーライト軽減モード」もかなり効いているようだ。「ぼくは輝度100%のまま、『ブルーライト軽減モード』をマイナス60%で使ってます」とこちらもお気に入りの様子だ。

特にスタッフAは今回のレビューで、デュアルディスプレイで片方にはブルーライト軽減モード付き、もう一方はブルーライト軽減モードなしで使っている。本人曰く「多少違うぐらいですかね」というように、人によって影響が軽微なケースもあるようだが、いずれにしてもデュアルディスプレイという目線移動が大きい環境でもこれだけ改善しているのであれば、フリッカーフリーの効果は当然大きいと考えるべきだろう。

タイプが違うディスプレイを、さらに機能の有無で並べているので色味が違う。今回はテスト機なのでこれは致し方ないが、デュアルディスプレイの場合は、このセッティングが難しい

「目がヤバいです……」と訴えるスタッフIの場合、「いままでは視線の移動距離が長いこともあって、首や目が疲れがちだった。でも新しいディスプレイの場合は、しばらく凝視していても目に差し込まれるような痛みを感じない。なので、ノートPCのディスプレイはほとんど見ないで、こちらにばかり視線を移すようになってしまいました」とのことだった。

スタッフIの場合、スポットでの長時間使用がメインで、輝度は50%のまま使用。これまでのディスプレイと比較して、フリッカーフリーは体感的に改善を感じるほどの快適さがあるようだ。また、本人曰く「Senseye(センスアイ:ベンキュー独自の補正技術)にある、閲覧モードがとてもお気に入り」だそうで、長時間の調べ物をしていても目が大変ラクだったと言っていた。このような機能の存在もあり、総合的に体への影響を少なくしているのだと思われる。

スタッフIのディスプレイの設定変更はタッチボタンで行う。ノートPCと組み合わせる際などは、結構頻繁に設定をいじりたくなるので便利

3人とも、それぞれに違いを感じているのは大変興味深いが、画面の色味が変わるので、目に見えてわかりやすいブルーライト軽減モードの話が多かったが、夕方に感じる目の疲れが体感的に変わってきているということは、やはり……というか、あらためてチラつきがない「フリッカーフリー」が体調に好影響を与えている点は見逃せない。また、ブルーライト軽減モード、閲覧モードなど、ベンキューが採用している補正技術を組み合わせて使うことで、自分に最適な環境を作ることもできる。体調もディスプレイから受ける影響も十人十色なワケで、補正技術の選択肢が多いということは、それだけユーザーニーズへの対応度が高いともいえる。

全員お気に入りだったのが、フリッカーフリーとブルーライト低減モードの組み合わせ。好みや体調に合わせて環境を作れるのが魅力