ということで、レッツ組み立て。
まずは全体の基礎となる2本のポールを組み合わせる。ネジ止めではなく、「ドラムキー(チューニングキーとも)」という付属の道具をあてがってくるくる回せば簡単に固定することができる。ネジが外れてどこかへ行ってしまうことがないのはありがたい。
この状態だとまだぜんぜんドラムに見えないが、ここからがすごいのだ。
タム、スネアパッド、そしてシンバル用の柱を装着。これも先ほどと同じ付属の道具を使ってサクッと完了した。それから柱の先端にシンバルをグッと押しこめば……。
YES! これもう、完璧にドラム・セットだ!
初めてセッティングした筆者ですら、ここまで30分もかからずに到達できた。なるほど、たしかに作業の手順を覚えたら10分コースは大げさではなさそうだ。いや、しかし、ドラムってこんなあっさり組み上がってしまうものなのか……。
この状態で場所を決める。この「TD-1KV」はとても軽量で、女性でも余裕で運べるほどなのだ。一応ここオフィスだし、仕事している人の迷惑にならないよう、壁際に移動しておくか。コンパクトなのでスペースをとらないのも嬉しいところだ。設置したら、ペダルをセットし、ドラム音源パネルと各部位をケーブルでつないで、すべての準備は完了だ。
なお、ローランドの椅子やスピーカーは別売りとなるが、もちろん他メーカーの椅子などでも問題ない。「TD-1KV」とドラム・スティックとイヤフォンがあれば、細かな設定なしですぐに楽しめる。
本当に簡単に組み立てられたことに驚いたが、よく考えたら本番はこれからである。そう、ドラムはやっぱり叩いてみないとね!