2Dや負荷の小さい3Dゲームでは完全にファンが停止
まずは3D処理を必要としないブラウザゲームとして、「艦隊これくしょん~艦これ~」を試してみることにしよう。Internet Explorerを立ち上げて15分ほどプレイしてみたが、ファンはまったく動かない状態のまま。GPUコアの温度もほぼ変化が無い。2Dゲームであれば、確実にファンレス動作が見込めそうだ。
ファン計測:艦隊これくしょん~艦これ~ | ||||
時間 | 1分 | 5分 | 10分 | 15分 |
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GPU温度 | 42度 | 41度 | 43度 | 41度 |
GPU使用率 | 3% | 5% | 12% | 7% |
ファン回転数 | 0rpm | 0rpm | 0rpm | 0rpm |
続いてプレイしたのは、MOBAの代表的なタイトル「League of Legends」。解像度1,920×1,080ドット、グラフィックス設定は最高とし、フレームキャップ60FPSにて計測した。15分ほどゲームを観戦したが、まれにファンが超低回転で動いたことを確認した。しかし設定を下げればファンが回ることは無さそうだ。一部65度を下回った状態でファンが回転しているが、一瞬でも65度を越えると回り始めるためだろう。負荷の低い3Dゲームならゼロノイズのままプレイが可能だろう。
ファン計測:League of Legends (VeryHigh,1920×1080,framecap:60) | ||||
時間 | 1分 | 5分 | 10分 | 15分 |
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GPU温度 | 60度 | 62度 | 62度 | 63度 |
GPU使用率 | 26% | 28% | 52% | 48% |
ファン回転数 | 0rpm | 215rpm | 0rpm | 300rpm |
徐々に負荷の高いタイトルに移ろう。次に試したのは、格闘ゲームの定番タイトル「ウルトラストリートファイターIV」。デフォルト設定から解像度を1,920×1,080ドットにして15分ほどCPU vs CPUの観戦を続けたところ、途中からゆるゆるとファンが継続して回りだした。このあたりのタイトルから、徐々にファン動作が必要になってくるようだ。とはいえ回転数は非常に低く、回っていることに気づくことはほぼないだろう。
ファン計測:ウルトラストリートファイターIV(Default,1920×1080,VSYNC ON) | ||||
時間 | 1分 | 5分 | 10分 | 15分 |
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GPU温度 | 42度 | 56度 | 67度 | 62度 |
GPU使用率 | 16% | 25% | 28% | 33% |
ファン回転数 | 0rpm | 0rpm | 445rpm | 283rpm |
最後に、グラフィックスカードへの負荷が大きい「Tomb Raider」のベンチマークテストを動作させてみよう。解像度1,920×1,080、ノーマル設定で、VSYNCはダブルバッファーという設定だ。さすがに開始当初からファンが回りだすものの、回転数を大きく上げることなく70度前後をキープし続けた。この程度の回転数ならばケースファンの音とほぼ変わらず、あまり気にならない。
ファン計測:Tomb Raider(Normal,1920×1080,VSYNC ON) | ||||
時間 | 1分 | 5分 | 10分 | 15分 |
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GPU温度 | 69度 | 70度 | 70度 | 71度 |
GPU使用率 | 34% | 36% | 35% | 43% |
ファン回転数 | 662rpm | 759rpm | 869rpm | 878rpm |
ベンチマークで見る「STRIX-R9280-OC-3GD5」の実力
続いて、グラフィックスカードに負荷のかかるベンチマークテストで「STRIX-R9280-OC-3GD5」の実力を見てみよう。まずは「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の最高設定の結果だが、ご覧の通りいずれの解像度でも「とても快適」をたたき出した。ファンの回転数はさすがに伸びており、1,000rpmを超えると回転していることは確実に分かる。しかし思ったほど耳に付く音ではないという印象だ。
ファン計測:ファイナルファンタジーXIV:1280×720 最高品質 | ||||
時間 | 30秒 | 2分 | 4分 | |
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GPU温度 | 68度 | 70度 | 71度 | |
GPU使用率 | 79% | 64% | 78% | |
ファン回転数 | 571rpm | 844rpm | 1124rpm |
ファン計測:ファイナルファンタジーXIV:1920×1080 最高品質 | ||||
時間 | 30秒 | 2分 | 4分 | |
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GPU温度 | 74度 | 74度 | 77度 | |
GPU使用率 | 99% | 92% | 99% | |
ファン回転数 | 1022rpm | 1256rpm | 1447rpm |
最後に「3DMark」のスコアを確認しておこう。ハイエンドゲーム向けのFire Strikeでも、ご覧の通り安定した数値が確認できる。オーバークロックにより通常のRadeon R9 280よりも高めのグラフィックススコアが出ていることがわかるだろう。さすがにFire Strike Extremeでは少々苦しいところも見せるが、こちらは最新のグラフィックスカードでも1枚ではかなりつらいテストだ。むしろかなりの検討が見えるスコアといえそうだ。
負荷に応じた冷却スタイルでゲームを楽しめる「STRIX」シリーズ
「STRIX」シリーズは時に静かに、時に鋭くどう猛なフクロウのごとく、ファンレスと高冷却の良いとこどりを狙ったGPUクーラーを搭載している。またその高い冷却性能と高品質パーツによって、リファレンス以上のパフォーマンスを実現していることも見逃せない。
Webブラウジングや軽いゲームでは動作音を気にせずに、重いゲームでは安定性とフレームレートを優先させたいという、ゲームユーザーのニーズを的確に捉えた結果が、この「ゼロノイズファン」に現れている。今回紹介した「STRIX-R9280-OC-3GD5」はもとより、さらにラインナップが増えるであろう「STRIX」シリーズは今後も注目していくべきシリーズといえそうだ。
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