テスト機材の紹介

65度を超えたときにファンが回るという「STRIX-R9280-OC-3GD5」だが、簡単に65度を超えてしまうようではほとんど意味が無い。ユーザーが気になるのは、65度に達することなくどれだけゼロノイズで使えるかという点だろう。

そこで今回は、ブラウザゲームから3Dゲームまでを実際のプレイ環境に近い設定で動かしてファンの回転数とGPUの温度を測り、どのようなゲームが無音で動作させることができるかを探ってみた。

テストに使用した環境は以下の通りとなり、室温は27度だ。各種数値の計測は「GPU Tweak」にて行っている。「GPU Tweak」は、GPUの温度や動作クロック、ファンの回転数やメモリークロックなどのモニタリングのほか、オーバークロックの設定も行えるASUSのオリジナルツール。ASUS製のグラフィックスカードを使用するなら、ぜひインストールしておきたい。

試用機では、ケースにANTEC Nine Hundredを用いた。今となっては古いケースだが、その優れたエアフロー設計は健在だ

APU(CPU)は、AMD A10-7850K。最大4.0GHzという高クロックで動作し、GCNベースの強力な内蔵グラフィックス機能を備えている

マザーボードは、チップセットにAMD A88Xを採用したASUS「R.O.G.」シリーズの「CROSSBLADE RANGER」。Intel製のLANコントローラを搭載している

計測には、ASUSのオリジナルツール「GPU Tweak」を利用した。GPU温度やファン回転数をモニタリングやオーバークロックのほか、GPU-Zも利用できる

テスト環境
APU AMD A10-7850K(3.7GHz/ブースト時4.0GHz)
メモリ PC3-14900 DDR3-1866 8GB (4GB×2)
M/B ASUS CROSSBLADE RANGER(AMD A88X)
グラフィックスカード ASUS STRIX-R9280-OC-3GD5
ストレージ SSD 128GB / SerialATAIII (TOSHIBA THNS128GG4BBAA)
電源ユニット Seasonic SSR-450RM (定格450W)、80PLUS Gold認証
ケース ANTEC Nine Hundred (ATX)
OS Windows 8.1 64ビット