PC本体からスマートフォン、通信機器や音響機器まで、ありとあらゆるデジタルデバイスを扱う老舗メーカー、ASUS。だが自作PCをたしなむユーザーから見れば、やはり最大手のマザーボードやグラフィックスカードのメーカーという印象が強い。中でもゲーマーやオーバークロッカー向けの「R.O.G.(Republic of Gamers)」シリーズはその品質の高さから、自作ユーザーなら一度は使ってみたいブランドだ。
そんなASUSのグラフィックスカードラインナップに、新たに「STRIX(ストリクス)」シリーズが登場した。STRIXとはフクロウ類を表す言葉で、ロゴマークもフクロウをモチーフにしたものとなっている。「STRIX」シリーズの特徴は、音を立てずに飛び、鋭いカギ爪で獲物をしとめるフクロウのイメージ通り、強力な3Dグラフィックス処理能力と静音性を併せ持っていることだ。
また"森のハンター"でもあるフクロウは、腕利きのMMO・FPS・MOBAゲーマーのイメージとも重なるところがあるだろう。すでに「STRIX」シリーズでは、グラフィックスカードだけではなく、多数のゲーミングデバイスの発売も今後予定されており、ASUSの重要なブランドになることが予想できる。
今回はそんな「STRIX」シリーズから、GPUにAMD Radeon R9 280を搭載した「STRIX-R9280-OC-3GD5」をご紹介しよう。ASUSからはすでに最新GPU「AMD Radeon R9 285」を搭載したモデル「STRIX-R9285-DC2OC-2GD5」も発売されている。ただ、Radeon R9 280のTDPは250Wと、Radeon R9 285の190Wよりも発熱量が多く、当然ながら、その分消費電力も高い。GPUクーラーの性能を測るには「STRIX-R9280-OC-3GD5」が最適だ。