Data Migrationを使ってSSDの内容を丸ごとコピーし、SSDを換装する
mSATA-USB 3.0変換アダプタを利用して、換装先の840 EVO mSATAをLaVie Zに認識させたら、Data Migrationを起動する。今回は、ソースディスク(換装元)よりもターゲットディスク(換装先)のほうが容量が大きいため、特にファイルなどを削除せずに、丸ごと中身をコピーできる。画面の指示に従っていくだけで、丸ごとコピーが完了するので、迷うところは皆無に等しい。なお、換装元SSD/HDDの使用済み容量より、換装先となる840 EVO mSATAの容量が少ない場合は、Data Migrationが自動的に、動画/静止画/音楽といった「システム移行には必要ないデータ」をコピー対象から外してくれる。
データの移行が完了したら、SSDの換装作業を行う。ノートPC/Ultrabookによって外すネジなどは異なるが、基本的には底面カバーを取り外して、SSDが装着されているmSATAスロットにアクセスするという手順になる。
LaVie Zの場合は、底面カバーが12本のネジで固定されており、そのネジをすべて外すことで、底面カバーを外せる。ネジはシールで隠されているので、シールを剥がしてから、ネジを外す。次に、mSATA対応SSDを固定している2本のネジを外して、元々のmSATA対応SSDを取り外し、代わりに840 EVO mSATAを装着して、2本のネジで固定する。再び底面カバーを取り付け、ネジで固定すれば、換装作業は完了だ。ユーザーによる内蔵SSDの交換は、メーカー保証外の行為であり、くれぐれも自己責任ということを忘れないように。LaVie Zでは、基板を外したりする必要はないので、換装作業の難易度は比較的低い。