現在のノートPCの中でシェアを拡大しているのが、インテルがガイドラインを策定して推進している薄型ノートPC「Ultrabook」である。Ultrabookは、薄くて軽く高性能と、三拍子そろったモバイルノートPCとして人気を集めている。

Ultarbookのストレージに目を向けると、筐体の薄さを重視し、mSATA対応SSDを搭載している製品が主流だ。価格についても、1,000ドル以下のモデルを設けるようにガイドラインが決められているため、SSD容量が128GBや256GB程度のモデルが多い。セカンドマシンには使うには十分でも、メインマシンとしてUltrabookを活用するなら、もう少しストレージ容量が欲しいと感じているユーザーも多いことだろう。自己責任でストレージを換装しようにも、mSATA対応SSDはあまり店頭で販売されておらず、容量も128GBや256GB程度が中心であった。

Samsung SSD 840 EVO mSATA

しかし、韓国サムスン・エレクトロニクスが、mSATA対応の新製品「Samsung SSD 840 EVO mSATA」(以下、840 EVO mSATA)を発表したことで、事情が変わった。840 EVO mSATAについては、すでにレビュー記事『mSATA版の高速SSD「Samsung SSD 840 EVO mSATA」が登場 - NUCやBRIXなどの超小型PCに最適か』を掲載しているので、パフォーマンスなどについてはそちらをご覧いただきたい。

840 EVO mSATAの概要をごく簡単にまとめると、最新のSATA対応2.5インチSSD「Samsugn SSD 840 EVO」のmSATA版だ。従来比3倍の性能を実現する「ターボライトテクノロジー」や、メインメモリをキャッシュに利用して性能アップを図る「RAPIDモード」といった技術を搭載している。さらに、容量として120GB / 250GB / 500GB / 1TBの4モデルが用意されているので、mSATA対応SSDを搭載したUltrabookのアップグレード用としても非常に魅力的だ。

「LaVie Z LZ750/LS」の内蔵mSATA SSDを、Samsung SSD 840 EVO mSATA(500GB)に換装してみる

そこで今回は、NECパーソナルコンピュータのUltrabook「LaVie Z LZ750/LS」のSSDを840 EVO mSATAに換装する手順を紹介する。他のmSATA対応Ultrabookでも、本体の分解方法は異なるが、換装手順自体は参考になるだろう。

ご注意
本記事の内容は、LaVie Z LZ750/LSの内蔵SSDをSamsung SSD 840 EVO mSATAに換装する行為について、その動作を保証するもではありません。本記事と同様の作業を行い、動作不良、故障などが発生しても、マイナビニュース編集部および著者はその責を負いません。ノートPC/Ultrabookの分解はメーカー保証外となるため、あくまでもユーザーの自己責任でお願いいたします。