今回は1019(寛仁3)年から1020(寛仁4)年の様子が描かれ、目の前で周明を失い、立ち直れずにいるまひろを乙丸が強引に都へ連れ帰った。内裏では「刀伊の入寇」への対応をめぐり、公卿たちの意見は分かれ、太閤・藤原道長は息子の摂政・藤原頼通や藤原公任と衝突する。そんな中、まひろと道長は無事に再会を果たすが、2人が言葉を交わすことはなかった。

トップ3以外の見どころとしては、劇的な復活を果たしたものの、あっけなく逝ってしまった周明が挙げられる。ネットでは乙丸がきぬ(蔵下穂波)のために買った紅を周明が預かっていて胸に忍ばせており、その紅が異人の矢から周明を守ったのでは?という考察があったが、無情にもそのような奇跡は起きなかった。

また、刀伊の侵略を命がけで防いだ隆家らへの恩賞について、派閥間の争いや危機感の欠如から渋る公卿が多くを占める中、ただ1人正しい政を目指す藤原実資にも多くの称賛が集まった。SNSには「実資さまかっこいい! あなたの言う通りだよ!」「実資さまがどの公卿よりも現場の苦労を理解して報いてあげようとする信念の通った姿がすばらしい」「実資みたいな政治家が今の日本にいたらなー」「実資の一喝には胸のすく思いがしたね」といったコメントが寄せられ、実資の株が上がりまくった。

そして、前回の予告で源倫子が放った「私が気付いていないとでも思っていた?」というセリフは、まさかのまひろ本人に向けてのものだった。この倫子の言葉には、「倫子さま、最後にとんでもない爆弾ぶちこんできた」「倫子さま、これをずっと待ってました」「倫子さまの切り込み方、容赦ないな…」と、大きな話題となっている。最終回にまで持ち越されたまひろと道長、そして倫子の三角関係に注目が集まる。

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きょう15日に放送される最終回「物語の先に」では、早速恋愛モードに入った賢子や、昔のように声をあげて笑うまひろとききょう(ファーストサマーウイカ)、仲むつまじいF4の様子が描かれる。そしてついにまひろと道長にも別れの時が…いよいよ最終回を迎える『光る君へ』。次回は果たしてどのシーンが最も注目されるのか。