スマートホーム展示コーナーでは、入口にスマートロック、リビングに98型のテレビが設置されています。リビングにはスマートスピーカーが配置されて音声コントロールなどが試せるほか、ダイニングやキッチンでもリモートコントロール対応の照明やIoT家電が設置されていました。

  • スマートホーム展示コーナーの入口には指紋・顔認証対応のスマートロック。指紋センサーはハンドル部の裏側にあって、ドアを開けようとする自然な動作でロックが解除できます

住宅を模した展示コーナーでは、指紋認証対応のスマートロックを解除して中に入ると、自動的に音楽が流れてリビングの照明が点灯、エアコンも起動する、という設定になっていました。

音声アシスタントに対して「小芸、小芸」(シャオイー、シャオイー)と呼びかけると音声コントロールが可能になり、例えば「映画を見せて」というと照明を暗くしてテレビが点灯し、ビデオ配信サービスから映画を選択できるようになります。

  • リビングには大型のテレビやスマートスピーカー、ロボット掃除機など、HarmonyOSと連携するスマートホーム家電が展示されています

  • ダイニングではシナリオに応じて照明の色や明るさを変えるデモが紹介されました

  • キッチンでは換気扇もWi-Fi対応

  • もちろん冷蔵庫も

  • こちらのレンジももちろんIoT家電

  • こうしたロゴが、HarmonyOSと連携するスマートホーム家電の証だそうです

  • このロゴは2種類あるようです

換気扇や冷蔵庫もWi-Fi対応、証明やスピーカーも連動

ダイニングでは、照明と音楽のコントロールがデモされました。照明を変更するとき「ハイエンドな中華レストランと同じような雰囲気に」と紹介されたのは面白かったところ。お茶を飲みたいときには照明と音楽も代わる、というのは中国らしいところでしょうか。こうしたシーンごとに照明や音楽を登録して、音声やスマートフォンでコントロールできるようになっていました。

キッチンに展示されていた冷蔵庫、換気扇、電子レンジなどの電化製品もネットワーク対応していて、小芸(シャオイー)による音声コントロールが可能でした。

説明員によれば、2,000を超えるブランドとコラボレーションしており、13,000以上の製品をコントロールできるそうです。基本的には、中国国内のブランド製品とのコラボレーションが基本。それでもこれだけのブランドや製品ですでに連携を可能にしている点が、ファーウェイの強みといえるでしょう。

単に機器を連携させるだけでなく、トータルのシステムとしてファーウェイではスマートホームを提案しています。壁の中に埋め込むルーターやホームコントロール用の機器を埋め込み、有線、無線でスマートホーム機器を操作できるようなパネルを開発しています。宅内の有線接続にはPLCも活用しています。

  • 玄関などに埋め込んで、家庭内のコントロールのハブとなる装置。有線・無線に対応したルーター、家電コントロールが可能だそうです

  • 蓋を閉じればこの通り目立たなくなります