今後の女優人生をどのように思い描いているのかも聞いてみた。「海外作品に出たいです。あとアクションも好きなのでアクション女優としても、できる今のうちにやりたいなと思っています」

海外進出という目標については「すごく大きな夢だと思っていたので言うのが恥ずかしかったのですが、言ったほうが近づけるのではないかなと。そして、言うようになったことで大きい夢に感じなくなってきて、出られるんじゃないと思うようになりました」と語る。

『闇金サイハラさん』が終わったタイミングで海外作品のオーディションに挑戦していくという。「ずっと忙しくてオーディションが受けられていませんでしたが、『サイハラさん』が終わったタイミングで作品の間隔を空けてもらっていて、受けに行こうと思っています」

今年11月に35歳を迎える高橋。年を重ねて「より楽しくなりました。何かに追われることが減りました」と変化を明かす。「20代のときはいつまでに結婚とか決めていましたが、30代になってこうでなければいけないというものがなくなり、自分の心の声を聞いて行動に移すと自分を好きになると気づき、フレキシブルに自分らしく生きられるようになりました」

続けて、「時代も結婚結婚ではなくなっていて、うちの親もそういう圧をかける親ではないので、一緒にいたい人といればいいし、結婚したかったらすればいいし、年を取って柔軟になりました」と述べ、さらに「『LION/ライオン ~25年目のただいま~』という実話の映画を見て、養子縁組の話なのですが、すごく素敵だなと思い、もし授からなかったら養子縁組もいいなって思うようになりました」とも明かした。

人生をより楽しめるようになり、とても生き生きと輝いている高橋。近年は農業やフードロス問題にも取り組んでおり、女優業だけにとどまらない活躍を見せている。6年ぶりの犀原の演技を楽しみつつ、今後の挑戦にも注目していきたい。

■高橋メアリージュン
1987年11月8日生まれ、滋賀県大津市出身。2004年からファッション誌『CanCam』の専属モデルを務めるなど、ファッションモデルとしてキャリアをスタートさせ、2012年のNHK連続テレビ小説『純と愛』で女優デビュー。現在はドラマ、映画、情報番組など多岐にわたって活躍。主な出演作は、『闇金ウシジマくん』シリーズ、映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』、『スマホを落としただけなのに』、ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS)、『私の家政夫ナギサさん』(TBS)、『アバランチ』(カンテレ・フジテレビ)、『マイファミリー』(TBS)など。

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