――相方が盛山さん、リリーさんで良かったなと感じているポイントを教えてください。

盛山:間違いなく女性のお客さんをつれてきてくれた人なので、それはありがたいですね。芸人って手売りもするんですけど、100人のキャパの会場でライブをしたときに4組8人で手売りして、90枚くらいコイツが売ったので。助かっています。

リリー:これは本当にそうなんですけど……すごい食べっぷりがいいんですよ。だから見ていて気持ちいい。組んでよかったなと。

盛山:弱いなあ! だいぶ俺助けているやろ! コイツが「ほんまなんですけど」「マジなんですけど」って言うとき、大概ウソついているんで。もっとあるやろ!

リリー:挨拶の声が大きい。見ていて気持ちいいんですよ(笑)

盛山:もうええわ! 子供か! 隣の息子さん挨拶気持ちいいわ、みたいな(笑)

――盛山さんが隣にいるからリリーさんいつも自由に楽しそうに発言されている印象です(笑)。ちなみに、これまで解散危機はなかったですか?

盛山:それはないですね。

――『ソー:ラブ&サンダー』は、仲間総動員の最強チームで敵に挑むストーリーですが、見取り図さんの最強ポイントは?

盛山:フィジカルは強いです。芸人全員で台の上から落とし合いみたいなゲームをしたら負ける気はしないです。

リリー:ずっと這いつくばってきたので、その強さはあると思います。十何年ずっと苦渋をなめてきましたから。

盛山:ハングリー精神ですね。

――下積み時代が長かったということですが、諦めずに頑張れたのは何が大きかったと思いますか?

盛山:『M-1』という目標があったのは大きかったのかなと。

リリー:しかも楽しかったですね。同期とかいて楽しかったので続けられました。

盛山:芸人さんって面白いから、面白い人たちと毎日いられる。

――これからもハングリー精神でさらなる飛躍を目指されるわけですね。

リリー:そうですね。まだ売れたなんて思ってないです。これから頑張って売れたいです!

盛山:でも、コイツめっちゃ僕1人で働かせようとするんですよ。マネージャーに「相方だけのレギュラー決めてくれ」って。それで1回オファー来て、僕ちゃんと断りましたから。「コンビじゃないとやらないです」って。

――売れたいと思っているけど、盛山さんに頑張ってもらおうという感じなんですね(笑)

盛山:売れるためには、キーはコイツですね。コイツが頑張ってくれたら。今、僕を馬車馬のように働かせようとムチ叩いてくるので、お互いムチで叩き合いたいです(笑)

――どうなったら売れたなって満足するのでしょうか。

リリー:その地位に行かないとわからないですね。

盛山:ダウンタウンさんは売れているとかではなくゴッドですし。テレビにいっぱい出ていることが売れているということなのか、YouTubeで活躍しているほうが売れているのかもしれないですし、売れている定義が多すぎて。