――今年結成15周年を迎えましたが、お二人にとって15年間で特に大きかった出来事は?
盛山:『ソー:ラブ&サンダー』以外だと、『M-1グランプリ』ですね。僕らは3年連続で決勝に出させてもらって、3年目に初めて決勝の決勝に。そこに行くまであまり変わらなかったので。
リリー:僕は個人的には……親子丼屋でバイトしていたんですけど、調理場に入って2日目にめっちゃきれいにできて店長に褒められたことが大きかったかなと。
盛山:しょうもない人生やな(笑)。芸人に関係ないやん!
――お二人はいつ頃までバイトをされていたのでしょうか。
盛山:だいぶやっていましたよ。10年目もやっていたので、5年前くらいまでやっていました。バイトしていた頃は、6万5,000円の家賃が払えなくて追い出されたことも。
――その頃に比べたらかなり生活は変わっていますよね。
盛山:そうですね。でも金銭感覚は変わってないですね。ずっとあのときのままです。
――意識的に変えないようにしているのでしょうか。
盛山:いえ、普通に。調子に乗りたくても乗れない。
リリー:貧乏が長すぎましたね。抜けないです。
――テレビ出演もかなり増え、マーベル声優にもなりましたが、調子に乗れない?
盛山:いつあの頃に戻るかわからないですから。
リリー:遊び方を知らないんですよね。今から急にお金を使おうと思ってもやり方がわからない。
――とすると、貯金が増えていく一方ですね。
盛山:それが全く僕たまらないんです。ギャンブルめっちゃやるので、それですね。コイツはめっちゃためていると思います。億あると思います。
リリー:億はない! めっちゃ有名になって億稼いだら後輩に教えてあげたいです。夢があると思うので。
盛山:億なんてめっちゃ遠いですけど、いつかそうなりたいですね。
――2020年の『M-1』で3位になりブレイクされましたが、仕事量はどれくらい増えましたか?
盛山:東京の稼働がめっちゃ増えました。それが一番の変化ですね。昨年、東京に200泊して、東京と大阪を180往復。それでこの4月に上京したので、明らかに状況は変わりました。