◆Borderlands 3(グラフ12~18)
Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/
では実際のゲームではどうか? ということで、まずはBorderland 3。設定方法はこちらのBorderland 3の項目に準ずる。全体的な品質は「高」である。
さて、まず平均/最大/最小フレームレート(グラフ12~14)だが、ここでは一転、GeForce RTX 3060がGeForce RTX 2060 Superを大きく引き離した。フレームレートの差も決して少なくはなく、2Kだと10fps以上の差になっている。今回の4製品、2K~2.5Kあたりが主戦場であって4Kは端から厳しいだけに、この2K/2.5Kでこれだけ性能差があれば、これは明確にメリットになりえる。
フレームレート変動(グラフ15~18)でも、明確にグラフが分離しているあたり、これは歴然とした性能差がある、と判断しても良いと思う。
◆F1 2020(グラフ19~25)
F1 2020
Codemasters
http://www.codemasters.com/game/f1-2020/
設定方法はこちらのF1 2020の項目に準じる。ちなみに設定は
- Antialias:TAA
- Anisotropic Filter:16X
- Detail Preset:UltraHigh
としている。さて、いい加減F1 2020は負荷が軽すぎるので辞めようとか思ったのだが、このクラスのビデオカードでもUltra High Settingで実用になるという意味では良い負荷になるのと、ここでご紹介したDirt 5が自動バージョンアップの結果、解像度が選べなくなった(正確には解像度を選んでも、それを確定できない)という問題(*1)にブチあたって利用できなかった関係で、今回はF1 2020を利用することにした。
平均/最大/最小フレームレート(グラフ19~21)を見ると、一応GeForce RTX 3060がGeForce RTX 2060 Superを上回る結果を出しているが、その差はBorderlands3に比べるとずっと小さい。
これはフレームレート変動でも同じであり、一番差がある筈の2K(グラフ22)ですら、結構差は小さいものである。2.5K(グラフ23)だと、60秒前後は殆ど差が無かったりするあたり、一応GeForce RTX 3060の方が性能は上ながら、あまり大きな差はないとして良いかと思う。
(*1) この問題は、その後「一度Alt+EnterでWindowモードに切り替えて解像度を変更してから、再びAlt+Enterで全画面に戻すと解決する」事が判ったが、既に時遅し。次回からはDirt 5を使う予定。
◆FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.3(グラフ26~32)
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.3
SQUARE ENIX
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/
うっかりしていたが、いつの間にかVersion 1.3にアップデートされており、Native 4KとかHDR10対応がなされていた。ちなみにDLSSにも対応しているが、今回はDLSSは無しで、標準品質と高品質の両方でフレームレートの変化を見てみた。またフレームレート変動はOCATで取得している。
まずグラフ26が、ベンチマークのScoreである。実線が標準品質、破線が高品質であるが、どちらの場合でもGeForce RTX 3060とGeForce RTX 2060 Superの性能がほぼ同等、と言える。グラフ27~29が平均/最大/最小フレームレートだが、平均フレームレートはほぼScoreと同等。最大フレームレートは若干GeForce RTX 3060が上回っているが大きな差はなし。最小フレームレートは、4KでなぜかGeForce RTX 2060 Superの落ち込みが見られる結果として差が付いた以上の話ではない。
これはフレームレート変動(グラフ30~32)でも同じで、ちょっと見にくいとは思うが、GeForce RTX 3060とGeForce RTX 2060 Superのグラフはかなり重なり合っている。実際にはシェーダ数とかメモリ帯域とか動作周波数など、細かい所では結構スペックに差があるにも関わらず、ここまで結果が一致するといっそ気持ちが良いというか、こうした性能を狙って構成したのではないか? という気もするくらい結果が一致している。