「ムサシ(634)」の次は「コジロー」か?
「ムサシ」という究極の軽量化を実現した今回の「LIFEBOOK UH-X/E3」は、これまでと同じように、その軽さに驚きを感じるものである。698gのUH-Xを使用しているユーザーにとっても、64gの軽量化は、さらに感動を与えてくれる軽さだ。
これまで以上に、カバンに入れているのを忘れるほどの軽量化を実現しており、利用者にとってはそれがこれからの心配ごとになるだろう。
富士通クライアントコンピューティングの松下氏は、「世界最軽量は譲らない。そして、使い勝手を犠牲にした商品開発はしない」と語り、「今後も、その姿勢は変わらない」と宣言する。
富士通クライアントコンピューティングの世界最軽量の取り組みは、まだまだ続くことになる。そして、その進化には、これからも驚くことになるだろう。
2017年1月、777gの13.3型ノートPC「LIFEBOOK UH75/B1」が登場したときには、今回の634gという数字は考えられない大きなハードルであった。しかし、FCCLは、わずか3年半で143gも軽量化してみせた。
外野からの期待値をいえば、宮本武蔵(ムサシ)のライバルである、佐々木小次郎(コジロー)の登場も期待したい。その数字が「526」なのか、「546」なのかはわからないが、いまは無理に見える数字も、FCCLの開発チームであれば、達成してくれるのではないかという期待が高まる。
今回の世界最軽量に感動しながら、次のFCCLの挑戦も楽しみにしたい。