◆Borderlands 3(グラフ20~26)
Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/
Borderland 3もまた、2Kではややボトルネックが発生している様に思える。平均(グラフ20)・最大(グラフ21)・最小(グラフ22)共に2KではGeForce RTX 3090とGeForce RTX 3080のスコアがかなり接近しているからだ。またその先の解像度でも、あまり大きな差になっていないのも気になる。
実際2Kのフレームレート変動(グラフ23)を見ると、GeForce RTX 3090がGeForce RTX 3080に明確に差があると思えるのは50秒~70秒の間程度で、あとは大きな差とは言えない(100秒以降はもう完全に重なっている)。2.5K(グラフ24)でも部分的に重なっている所があり、分離したと明確に言えるのは3K(グラフ25)と4K(グラフ26)のみである。あるいは更に描画オプションを高めればもう少し明確な差になるかもしれない。グラフ26を見る限り、4KでもGeForce RTX 3090にはまだ余力があるから、もう一段上の描画オプションを選んでも60fpsはキープできそうだ。
◆F1 2020(グラフ27~33)
F1 2020
Codemasters
http://www.codemasters.com/game/f1-2020/
今回はクラッシュもせずに、無事に起動した。さて、平均(グラフ27)・最大(グラフ28)・最小(グラフ29)で2Kの時にGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3090のフレームレートが一致、というあたりでもう結果は半分見えている感じはする。
フレームレート変動も2K(グラフ30)だとほぼほぼGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3090が一致しており、典型的なCPUボトルネックと判断できる。というか、一番低い所で180fps程度、現実問題としては200fpsを殆どの時間で超えている段階で、既にGeForce RTX 3080ですらOverkill気味ではあるのだが。解像度を上げると当然フレームレートは落ちてゆくが、GeForce RTX 3090は4K(グラフ33)ですら120fps以上を維持できており、これならちょっと描画オプションを落とせば8Kでも60fpsのキープは難しくなさそうだ。
◆Horizon Zero Dawn(グラフ34~40)
Horizon Zero Dawn
SIE
https://www.jp.playstation.com/games/horizon-zero-dawn/
GeForce RTX 3080のテストのときも最高画質で行うべきだったと触れたが、GeForce RTX 3090ではその傾向が一層顕著である。特に最大(グラフ35)で2K~4Kが殆ど変わらない(グラフ34の平均フレームレートも同じく)というあたりは、明らかにCPUネックという感じである。
実際2Kのフレームレート変動(グラフ37)を見ると、GeForce RTX 2080 Super以外はほぼ同じといっても差し支えない(強いて言えばGeForce RTX 3080は変動が多すぎてグラフの形がはっきり判らない)ほどであるが、これが2.5(グラフ38)KになるとRadeon RX 5700XTが脱落。3K(グラフ39)でGeForce RTX 2080 Tiが脱落するとともに、やっとGeForce RTX 3080とGeForce RTX 3090が分離するといった具合で、全体的に差が生じにくい感じである。実際グラフ40でも判るが、一番フレームレートの低いRadeon RX 5700XTでも概ね80fpsを維持しているから、やはりテストは最高画質でやった方が良かったようだ。ただクオリティ優先ですらこれだけ煩雑にフレームレートの変動があるのだと、最高画質にしたらどこまで悪化するのか、がちょっと気になるところではある。