企業や業務に合わせた強みのアピール方法

応募する企業の社風や職種、内容によって、アピール方法は異なるので、頭を悩ませる応募者は多いです。そこで、企業や業務ごとの自己PR例を紹介していきます。

  • 企業や業務に合わせた強みのアピール方法

    企業や業務に合わせた強みのアピール方法

異動が多い企業

(例)
 幼少の頃より父の仕事の都合で転勤が多く、新しい環境への順応力が自然に身についております。転勤が多い御社の業務においても、異動先ですぐになじんで戦力になれると自負しております。  前職では個人営業を担当しており、さまざまなタイプのお客様と日々向き合って参りました。顧客や環境に合わせて対応することが苦になりませんので、異動で環境が変わることがあったとしても、順応していい協力関係を築けると思います。

異動が多い会社の場合、人や環境への順応力や、コミュニケーション能力の高さをアピールするといいでしょう。

外資系企業

(例)
 前職では、法人営業において全国○位の成績を収めた経験があります。自分が置かれた環境の中で、いい成績を上げるにはどうすればいいのか、日々創意工夫を重ねた結果と自負しております。今回はより高い目標に向かって進みたいと決心し、応募に至りました。

外資系の会社は、日本企業に比べて数字で物事を判断する比重が高いです。これまでの経験を数字であらわしつつ、なぜ外資系への転職なのかもアピールしていきましょう。

ベンチャー企業など勢いのある企業

(例)
 前職では、市場調査の結果から新たなニーズを見いだし、プロジェクトを立ち上げ商品発売にまでこぎ着けた実績があります。予想外のトラブルはありましたが、おかげで自分自身の成長にもつながりました。この経験や、もっと挑戦していきたいという気持ちは、御社で役立てられると考えております。

ベンチャー企業は大手に比べると不安定な部分は多いです。トラブルも楽しめる気持ちや成長したい気持ちなどが求められているので、熱意を前面に出していきましょう。

営業職

(例)
 不動産営業としてお客様に信頼してもらえるよう、士業スキル以外にも日々勉強につとめました。宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどの資格を取得するなど、根拠を持って話せるよう日々努力しています。実務経験は○年と浅いですが、支店での営業成績はトップクラスでしたので、御社での業務につなげられると考えております。

営業職の場合、営業に必要な知識があることや経験の長さ、どんな実績を上げたのかなどを強みとしてPRするといいでしょう。

対人・接客業

(例)
 販売員として○年働いてきた経験があり、対応力には自信がございます。仕事を続けていく中で商品知識をアップデートしていくのはもちろん、どこでも通用する知識をつけるために販売士の資格も取得しました。御社では販売する商品は違うものの、これまでの経験や知識は必ず役立つと考えております。

問題なく接客できるかどうかをわかりやすく伝えることが大切です。もし社内外での受賞歴があるなら、それらをアピールするのもいいでしょう。

営業事務など事務職

(例)
 前職では営業事務として、臨機応変にさまざまな書類作成やサポート業務に従事してきた経験がございます。営業担当者が商品提案で使うPowerPointでの資料作成や、Excelでピボットテーブルを使った集計業務など、さまざまな業務へ対応してきました。正確かつ早めに完成させるよう心がけており、助かったとのお言葉をいただくことも多くございました。

自分の持っているPCスキルや心がけてきたことなどを伝え、選考を受ける企業で役立つ能力があることをイメージしてもらいましょう。

クリエイター

(例)
 大手企業のWEBデザインを○件担当しておりました。クライアント様にしっかりヒアリングを行った上で、企業のイメージカラーやフォント・写真の使い方にこだわることで、その企業らしいWEBサイトを作成できたとご満足の声をいただいております。日々流行が移り変わる業界なので、情報収集も現在進行形で行っております。御社でならより企画段階から携われるので、より目を引くようなデザインのWEBサイトを作成したいと考えております。

相手の要望をくみ取れる力や、日々勉強をしていることなどをアピールしていきましょう。可能であれば作成したサイトのデザインを見せることで、より説得力が上がります。

経理

(例)
 税理士科目合格の知識を生かし、現金や売掛金の管理だけでなく、財務諸表や決算書の作成にも携わっておりました。使用していた経理ソフトは、○○を△年間です。繁忙期にはたくさんの入力業務がございましたが、ミスを防げるよう同僚に協力をお願いして、チェックしてもらうなど工夫しながら行っておりました。

知識や正確性が求められる仕事なので、ミスの少なさや実務経験など、資格欄に書き切れない内容をアピールしていきましょう。