【伝え方】面接で答える自己PRの例
採用選考で面接まで進んでも、緊張してうまく話せないことは誰しもあります。緊張しても話せるよう、自己PRで何を話すかしっかり準備しておきましょう。
自己PRは1分程度に時間を区切られる場合と、時間は制限せずに求められる場合とがありますが、どちらも簡潔にまとめることが望ましいです。履歴書の場合と似た例を用いて、面接での自己PR方法を紹介していきます。
未経験の職種へ応募する場合
- 前職では○○を成し遂げるために、社内の各部署に自ら働きかけ、成功に導いた経験があります。日頃から社内のたくさんの人と積極的にコミュニケーションをとっていることもあり、スムーズに連携をはかれ、業務を滞りなく遂行できました。社内の人と協力関係を築く力はどの職種でも役立つことなので、入社後にも生かしていければと考えております。
応募する職種にどう生かせるのか、面接官が具体的にイメージできるよう話していきましょう。
転職回数が多い場合
- これまで経験した仕事において、営業職を極めたいとの考えから、個人営業から法人営業までさまざまなタイプの営業職を経験して参りました。どの仕事でも相手のニーズをくみ取る力は必要であり、営業相手が変化することで鍛えられています。今後はこのスキルを、御社での○○の業務に生かしたいと考えております。
どの仕事においても一貫性を持って取り組んできたことをアピールして、選考試験を受ける企業に入社後の活躍をイメージしてもらえるよう、自己PRしていきましょう。
学歴や職歴の間にブランクがある場合
- 前職から前々職の間、すこし仕事を休みつつ、次の仕事で生かせるようにと国の制度を活用しながらプログラミングに関する勉強を行っていました。集中して勉強できたおかげで、一般資格ですが○○の上級資格に合格するに至っております。御社で募集中の職種に役立つスキルですので、入社後の業務に生かせるのではないかと考えております。
話す時間をせっかくもらったからこそ、活用した制度や取得した資格など具体的なエピソードに触れて、ブランクがあることを強みに持っていきましょう。
正社員経験がない場合
- 大学卒業後は難関資格取得を目標に、アルバイトをして生計を立てながら取り組んでいました。資格の勉強の時間をしっかりとれたことで、無事合格いたしました。応募に至ったきっかけは、アルバイトで担当した業務を通じて○○に関心を覚えたことにあります。入社後は勉強した内容を業務でも生かしながら、正社員経験がない分努力していく所存です。
正社員をしていなかった時期に経験したことはネガティブに捉えられることが多いですが、伝え方次第で前向きな内容になり得るので、どう伝えるのかをよく考えてから面接に臨みましょう。
資格はあるが実務経験がない場合
- 前々から興味を持っていた○○の資格試験に合格したことがきっかけで、御社に応募いたしました。まだ実務経験はございませんが、興味がある分野だからこそ、積極的に勉強していけるかと考えております。採用後も意欲的に業務に必要となる知識取得に努める所存ですので、どうぞよろしくお願いします。
転職者に求められている実務経験がなくても、20代や30代前半までならやる気でカバーできる部分もあります。顔を合わせる面接だからこそ伝わる気持ちの強さもあるので、やる気やポテンシャルをアピールしていきましょう。
アルバイトに応募する場合
- 学生時代はずっと○○の部活に取り組んでいました。朝練など、ちょっとした時間を利用しながら、コツコツ努力しながら続けてきた経験があります。時間を工夫しながら積み重ねることが身についていますので、アルバイトでも役立つと自負しております。
身近な経験を例にしながら、30秒程度で話せるよう簡潔にまとめるといいでしょう。
面接での自己PRのNG例
採用選考で面接に進むことができても、思いのほか緊張してしまう人は多いです。できるだけ下記のような点に注意しながら臨みましょう。
- 黙り込む
- 長すぎる
- 何を言っているのかわからなくなる
ただし緊張のあまり言葉が出てこないことは十分に考えられます。まずは結論を述べて、それから経験談を自分の言葉で話せるよう、準備しておくと話しやすいです。
【まとめ】自己PRでは、強みと「相手が求めること」を結びつける
就職や採用面接では、同じ条件の人同士なら資格や経験がある人が有利な場合が多いです。しかし、まだまだ社会人経験が浅い人の場合、人となりややる気などが重視されることも大いにあります。
書類選考や面接における自己PRは、自分の強みを相手に知ってもらう絶好の機会です。自分のこれまでの経験から、応募する会社の業務につながる強みを探して、アピールしていきましょう。選考でしっかり自己PRするには、事前準備も大切です。自分の経歴を洗い出した上で話すことを決めておくことで、緊張していてもしっかり話せます。
自己PRに正解はないので、自分の言葉で話すことが大切です。まずは結論から話すことを意識しながら、1分程度でまとめることで、うまく伝えられるでしょう。