【書き方】履歴書に書く自己PRの例
自己PRを履歴書や職務経歴書に記入する場合、書くべき欄が限られているので簡潔にまとめることがポイントです。履歴書のフォーマットによって自己PRを記入する欄は異なりますが、「アピールポイント」「自己PR」などの欄を活用しましょう。
履歴書の自己PRの書き方例をパターン別に紹介していきます。
未経験の職種へ応募する場合
- 前職では○○を成し遂げるために、社内の各部署に自ら働きかけました。日頃からコミュニケーションをとっていることもあり、スムーズに連携をはかれ、業務を滞りなく遂行できた実績があります。
- この職に就けるよう日々努力し、資格取得にもこぎつけています。経験不足の面はありますが、今後も勉強し続ける所存でございます。
未経験だからこそ、どの仕事でも重要となるコミュニケーション能力や、スキルや意欲がある点をアピールするといいでしょう。
転職回数が多い場合
- 営業職を極めたいとの考えから、個人営業から法人営業までさまざまなタイプの営業職を経験しました。これまでの経験で身につけた相手のニーズをくみ取る力を、御社での○○の業務に生かしたいと考えております。
- アルバイトから契約社員、正規雇用職まで、販売員としてさまざまな働き方を経験してきました。今後はこの経験を御社のECサイト業務で生かしたいと考えております。
会社の業態や職種に一貫性がなくても、仕事内容や身につけてきたスキルなどから共通点を見つけて、自己PRにつなげていきましょう。
学歴や職歴の間にブランクがある場合
- 前職から前々職の間には、プログラミングに関する勉強を行っていました。御社での業務に役立つスキルも身につけておりますので、今後の業務に生かせたらと考えております。
職歴にブランクがあるなら、その期間何をしていたのか説明を求められます。とくに出産や介護、入院などの特別な事情がある場合以外は、企業から納得してもらえるよう説明しつつ、自己PRにもつなげることが大切です。
正社員経験がない場合
- 大学卒業後、アルバイトをしながら税理士試験の勉強に取り組んでいました。勉強した内容を御社の業務でも生かせるのではないかと考えたのが志望のきっかけです。
これまでに身につけた知識をどのように業務に生かしていきたいのかを具体的に説明することで、説得力のある自己PRになります。
資格はあるが実務経験がない場合
- 前職の終業後の時間を生かしながら、○○の資格取得に取り組んで参りました。無事合格したことで、勉強した知識を生かせる御社の○○職に応募したきっかけとなりました。
- 資格取得がきっかけで御社に応募いたしました。実務経験はございませんが、興味がある分野でもありますので、採用後も意欲的に知識取得に努める所存です。
実務経験がない場合は、これまで努力してきたことややる気のアピールで、自己PRをしやすいです。
アルバイトに応募する場合
- 部活を長年努力しながら続けてきた経験があります。コツコツ積み重ねることが身についていますので、○○の業務で役立つと自負しております。
- ○○の習い事を長年続けています。小さい子供から大人までいる習い事なので、さまざまな年代の人とコミュニケーションを自然にとれるのが強みです。この能力は○○の仕事で役立つ能力だと考えています。
アルバイトでは正社員に求められるような高いスキルは必要とされていないことも多いです。性格的な長所がどのように仕事につながるのかを考えて、自己PR欄に書くといいでしょう。
履歴書の自己PRの書き方NG例
- 「コミュニケーション能力があります。」などシンプルすぎる
- 長すぎて何を言いたいのか伝わらない
履歴書の自己PR欄は書く欄が限られているので、簡潔にまとめることがポイントです。しかし、簡潔に書きすぎると説得力がなく、場合によっては書類選考で落とされてしまうこともあります。なぜそのような長所があるのか、具体的なエピソードを簡単に盛り込みながら自己PR欄に書いていきましょう。
ただし、長すぎると逆に読んでもらえません。欄外にはみ出したり、文字が小さすぎたりするのはもってのほかです。うまくまとめる能力も求められていることを意識しながら、簡潔に記入していきましょう。