16台のデバイスに高速通信を提供する5Gモバイルルーター

シャープからは5G対応のモバイルルーターの新製品も発表されました。本機もやはり国内で5Gのサービスが開始される春以降の発売が予定されていること以外、取り扱うキャリアの名前や提供される価格の情報については伏せられています。

  • シャープが商品化した5G対応のモバイルルーター

5G通信はミリ波とSub-6の両方をカバー。LTE通信にも互換性があります。ミリ波通信の感度を高めるため、向きを変えた3台のアンテナを内蔵しています。受信時最大約4Gbps、送信時は約0.8Gbpsの高速データ通信に対応します。

約280gの堂々とした筐体に最先端の通信機能を贅沢に詰め込みました。Wi-Fi6対応により、テザリングで最大16台までのデバイスを同時に接続してギガビット通信ができるとしています。2.5GBASE-Tの有線LAN端子も搭載して、ハブ経由で複数端末の同時接続も可能。USB3.0端子にケーブルでつないだPCの高速通信もサポートします。

本体にはステータスを表示するための約2.4インチQVGA液晶ディスプレイを搭載したほか、内蔵バッテリーの容量は約4,000mAh、放熱設計も十分に考慮しています。

  • 最大16台までのデバイスがテザリング可能

2021年度に発売するAQUOSスマホは5G対応を強化

シャープの中野氏はスマホによるゲームや動画によるコミュニケーションの開拓が大きな評価を得て、AQUOSスマホがAndroidスマホの国内販売台数を大きく伸ばしていることを伝えました。

AQUOS R5Gの展開については、5Gの商用サービス開始を追い風にして、「当社が進めてきた8K+5G+AIoTによる事業改革をさらに加速させたい。通信と映像の両方にシャープの強みを生かしながら、シャープならではのクリエイティブな体験を提案できるだろう」と抱負を語ります。

また2021年度中に発売するAQUOSスマホについても、市場のニーズを見ながら5G対応を強化する考えについても明らかにされました。