発熱を純銅シールドで低減「負荷は4G並みに」

内部の放熱設計にも歴代AQUOSスマホが築いてきたノウハウが活きています。SoCが配置されている基板に沿って純銅ブロックシールドを配置したことで、AQUOS R3との比較で内部の温度を約20度緩和。CPUの最高性能の持続時間も約25倍に向上しています。

シャープのエンジニアは「5G対応による通信負荷の発熱が4G LTEスマホなみに抑えられる」と話していました。AQUOS zero2やAQUOS R3にも採用されている2つの充電ICでチャージ中の内部放熱を抑える「パラレル充電」はAQUOS R5Gにも継続して搭載されています。

  • 周辺光の明るさや色温度に合わせて映像のホワイトバランスを自動調整する「スマートカラーマッチング」を新規に搭載。端末のディスプレイ設定からオンオフが切り替えられます

シャープの小林氏は5G対応により、リッチコンテンツの快適な視聴体験が期待できると述べています。AQUOS R5Gにはステレオスピーカーが内蔵され、ドルビー独自の立体音響技術であるDolby Atmosを引き続きサポートしました。またアナログイヤホン端子も搭載されているので、ヘッドホン・イヤホンによるDolby Atmos体験も可能です。

小林氏は「省電力性能と環境の変化に強いディスプレイ表示、コンテンツへの柔軟な対応性能などモバイルパフォーマンスの高いAQUOS R5Gのようなスマホが、今後リビングのテレビと肩を並べるファーストスクリーン/ファーストディスプレイになるだろう」としながら、極上のエンターテインメント体験が満喫できる最新のAQUOS Rシリーズに期待してほしいと呼びかけました。

  • 筐体の内部はCPUが配置されている場所が5G通信時に最も熱が高くなるため、放熱部品として純銅プレートを配置しています