◆FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.2(グラフ36・37)
SQUARE ENIX
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/
設定方法はこちらの記事を参照。今回は標準品質と高品質の両方で試してみた。
まずは標準品質(グラフ36)であるが、これまでAMD系のGPUはFF15があまり伸びない傾向だったのが、ここにきてやっとかなり追いつくところまで来ている。とりあえず1280×720pixelの結果は措いておくとして、2KでRadeon RX 5600 XTがかなりGeForce GTX 1660 Tiに肉薄しており、OC版は上回る結果になっている。そして2.5Kでは遂にRadeon RX 5600 XTがGeForce GTX 1660 Tiを逆転しており、かなり良い勝負になっている感じだ。
もっとも高品質にすると相変わらずGeForce系有利、という感じのままで、2Kでは完全にGeForce系が圧倒。2.5KではRadeon RX 5600 XT OC版がGeForce GTX 1660 Superを逆転しているが、GeForce GTX 1660 Tiには届かずといったところ。ただスコアの絶対値で言えば、標準品質では2.5Kまで、高品質だと2Kが快適にプレイできる範疇という感じで、その意味ではもう少しRadeon RX 5600 Tiには頑張ってほしいところではある。ただRadeon RX 5500 XTの結果(こちらは標準品質でのテスト)に比べると、ずっと健闘はしているとは思うのだが。
◆For Honor(グラフ38~43)
UbiSoft
https://forhonor.ubisoft.com/
設定方法はこちらの記事を参照。画質は"標準"と"高"を選択した。
まず"標準"だが、傾向は他のゲームと同じくRadeon RX 5600 XT有利。それはともかくとして、標準だと2.5Kまではどの製品でもプレイ可能。3KになるとGeForce系は厳しいかな、というところ。これが"高"にすると、全体的にフレームレートは下がり気味になるが。傾向としては大きくは変わらない。
スコアから言えば、2Kに関しては確かにより上の"超高"でもいけそうな感じではあるが、2.5K以降ではかなり厳しそうで、その意味では"高"でフレームレートが十分確保できている状況でプレイする方が正しい気もする。それはともかくとして、For Honorは比較的負荷が軽めな事もあり、Radeon RX 5600 XTだと2.5Kは余裕で、3Kあたりまではプレイ可能(さすがに4Kは厳しすぎる)という感じである。
◆Metro Exodus(グラフ44~53)
4A Games
https://www.metrothegame.com/
設定方法はこちらの記事を参照。今回はPresetに"Middle"と"Ultra"を選んだ。
さて、まずは"Middle"(グラフ44~46)。平均フレームレート(グラフ44)で見ると、2Kで20fps、4Kですら10fpsもの差がついており、Radeon RX 5600 XTの性能の高さが一目瞭然ではある。実際フレームレート変動を見てみると、2K(グラフ50)はまぁGeForce 1660系もプレイに大きな支障はなさそう(80sec前後の落ち込みはちょっと気になるが)だが、2.5K(グラフ51)ではピークで40fpsあたりまで落ち込んでおり、ややプレイは厳しい所。Radeon RX 5600 XTはほぼ2.5Kまでは十分プレイ可能な範囲だと思われる。
では"Ultra"(グラフ47~49)は? というと、2Kですらどの製品も厳しい感じになっている。フレームレート変動を見てみると、2K(グラフ52)では変動の振幅がグラフ50より大きくなっている印象で、90sec前後はどの製品も30fps前後まで落ち込んでいるため、この設定でのプレイは厳しそうだ。これは2.5K(グラフ53)でも同じで、Presetは"High"位が丁度適切なのかもしれない。とはいえ、どちらのPresetであっても、例えば50秒~80秒あたりのフレームレートは明らかにRadeon RX 5600 XTの方が上で、性能差そのものは明確にある、として良いかと思う。