◆Borderlands 3(グラフ10~19)

2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/

設定方法はこちらの記事の"Borderland 3"を参照。画質については、"中"(Medium)と"高"(High)の両方を試してみた。これはこの後のテストでも共通だが、AMD自身が"Radeon RX 5600は画質を最大にしてもちゃんと60/90fpsを超える性能を確保できる"と説明しているためで、通常ミッドレンジクラスのGPUの場合は画質も中くらいでテストを行うが、これに加えて1段上の画質も試してみる事にした形だ。

  • グラフ10

  • グラフ11

  • グラフ12

ということでまずは画質"中"(グラフ10~12)。これだとRadeon RX 5600 XTは3Kでもプレイ可能という感じである(最小フレームレートが50fpsを確保しているから、十分可能な範囲だろう)。GeForce 1660系は2.5Kまではなんとか、という程度で明確に差が出ている。

  • グラフ13

  • グラフ14

  • グラフ15

では画質"高"(グラフ13~15)は? というと、確かに2.5K以上はどの製品もかなり厳しくなっている。ただ2Kに関して言えばRadeon RX 5600 XTは最小フレームレートですら60fps超え、OC版では更にゆとりがあり、確かに"高"でもプレイに支障はなさそうだ。

  • グラフ16

  • グラフ17

  • グラフ18

  • グラフ19

グラフ16・17が画質"中"、18・19が画質"高"のフレームレート変動であるが、見事に全ての製品のグラフが分離しており、明確に性能差がある事を示している。グラフ18を見ると、Radeon RX 5600は画質"高"でも十分プレイ可能だし、2.5Kのグラフ19ではOC版ならプレイは概ね快適だろうと想像される。GeForce GTX 1660 Tiはグラフ19ならなんとか、という感じでグラフ19だとちょっとストレスがありそう。GeForce GTX 1660 Superは当然これを下回っている。

◆F1 2019(グラフ20~29)

Codemasters
http://www.codemasters.com/game/f1-2019/

設定方法はこちらの記事の"F1 2019"の項目を参照。さてF1 2019の場合、DX12ベースとは言いつつも軽いゲームであり、実際GeForce GTX 1660 Superのレビューの際も画質そのものは"Ultra High"で行っている。一応今回は画質そのものはUltra High固定としつつ、画面設定でAnisotorophic Filterを4xの場合と16xの場合で比較してみた(勿論16xの方が若干ではあるが、重くなる)。

  • グラフ20

  • グラフ21

  • グラフ22

ということでまずは4xの結果(グラフ20~22)であるが、こちらもほぼBorderland 3に同等。もっとも2.5KでもGeForce GTX 1660 Superが平均で60fpsオーバー、最小フレームレートで50fps超えだから、実はこの範囲だと性能差はあるにしてもどのビデオカードでもプレイできる、とは言える。実際この2.5Kのフレームレート変動(グラフ27)を見ると、GeForce GTX 1660 Superでもそこそこプレイできるというのがお分かり頂けるかと思う。

  • グラフ23

  • グラフ24

  • グラフ25

ではより重い(?)16xでは? というのがグラフ23~25であるが、こちらも3K/4Kでは多少フレームレートが下がるものの、2K~2.5Kでは殆どグラフ20~22と数値が変わらなかったりする。まぁその意味ではどのビデオカードでも「2Kは問題なく、2.5Kでもそこそこ遊べる」という感じになる。差が出るとすればそれ以上の解像度になるが、4Kはどのカードでもアウト。3Kに関して言えばOC版のRadeon RX 5600 XTならばプレイ可能(快適とはちと言い難い)というあたり。2.5Kあたりまでに留めて快適にプレイを楽しむ、と言う方が良い様に思える。

  • グラフ26

  • グラフ27

  • グラフ28

  • グラフ29

◆Far Cry New Dawn(グラフ30~35)

UbiSoft
https://ubisoft.co.jp/fcnd/

設定方法はこちらの記事の"Far Cry New Dawn"の項目を参照。画質であるが、今回は"Normal"と"High"で実施している。

  • グラフ30

  • グラフ31

  • グラフ32

まずNormal(グラフ30~32)だが、どうも2KだとCPU側のボトルネック七日、妙にフレームレートが詰まる傾向が見える。もっともこれは2Kだけで、2.5K以降は綺麗にバラけているのだが。それはともかくとして、Normalだと2.5Kまではどのビデオカードでもプレイ可能な範囲に収まっている。3KだとRadeon RX 5600 XTがなんとかプレイ可能というレベルで4Kは全部アウトというところ。

  • グラフ33

  • グラフ34

  • グラフ35

High(グラフ33~35)では、フレームレートの絶対値は下がっているものの、傾向はあまう変わらない。強いて言えば2.5Kがより厳しくなったという程度だろうか。ただ2Kに関して言えばまだ余力があるので、画質をUltraで試しても良かったかもしれない。ただ、やはりRadeon RX 5600 XT有利という状況そのものは明白である。