動物が持つ癒しの力は偉大

無意識にInstagramを開き、可愛い動物の写真や動画を延々と眺め続けていたら夜が更けていた。そんな夜をいくつも越えて我々は生きている。そうなってくるといよいよキャパオーバーが近いなと感じるが、一方で、動物の癒しパワーのすごさも痛感する。

やはり動物は最高だ。動物の赤ちゃんは最高の上をいっている。だがしかし、金も時間もないのでペットは飼えない。詰んだ。そこで出会ってしまったのが、「夢ペット 産んじゃったシリーズ」(各5,800円、10月31日発売予定)。なんとこの商品、動物のお産のサポートを疑似体験できるというのだ。

  • 「夢ペット 産んじゃったシリーズ」(各5,800円、10月31日発売予定)

ペットのお腹の中には子どもがおり、背中を撫でたりして可愛がると徐々に産気づいた鳴き声を上げるように。そのまま世話を続けるとBGMとともに子どもが生まれ、その後は授乳まで体験できてしまう。バリエーションは、「ねこ」と「いぬ」と「うさぎ」の3種。完璧だ。

  • 戻せば何度でも生まれる!?

  • サイズ感もバッチリ。自宅にいながらムツゴロウ王国やマザー牧場のムードを感じられる

美女×寿司でストレスフリー

ここまで長々と語ったが、結局のところ筆者は単純でバカな男なので、美女に囲まれて美味い飯が食えれば多少のストレスなど気にならないだろうし、他に何もいらないような気がしてきた。最新のおもちゃたちは、そんな下卑た空想すらも現実のものにしてくれる。

会場でふいに見つけてしまった「リカちゃん くるくる回転寿司」(6,980円)のリアルな作り込みっぷりは、空想と現実の境目を曖昧にさせるほどだった。値段によって異なるお皿のデザインや、お茶サーバーに湯呑を置いたときに流れるコポコポという現実感のある音響、お持ち帰り用のボックス、お皿返却口にお皿を入れると再生されるおもしろサウンド、寿司屋の店員さん風ドレス……隙がない。

スーパーで半額シールが貼られたお寿司でも、「リカちゃん くるくる回転寿司」を眺めながら食すことでその価値は何倍にも跳ね上がることだろう。書いていて悲しくなってきたのでこのへんで切り上げようと思う。

  • 「リカちゃん くるくる回転寿司」(6,980円 人形、ドレス、一部小物は別売り)

  • リカちゃんのセリフは40種も用意されているという。筆者よりボキャブラリーが豊富かもしれない

「東京おもちゃショー2019」は、6月15・16日の2日間が一般公開となっている。15日は9:00~17:00、16日は9:00~16:00までオープンしており、入場無料。

今回紹介したもの以外にも、大人も思わず自分用に欲しくなってしまうような魅力的なおもちゃが大量に展示されている迫力満点の会場は一見の価値あり。おもちゃの進化を体感しに、ぜひ現場へ足を運んでみてほしい。

※価格は全て税別